2024年11月28日( 木 )

東京にも「市場の壁」があるはず

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 先週、東京へ出張。羽田空港にて福岡県の服部知事、太宰府市の楠田市長といった面々に遭遇した。楠田市長に聞くと「ペルー在住福岡県人会との交流で視察にいく」とのこと。

 銀座の夜も人通りが多くなり、飲食店にも客が増えてきた。九州の食材を食べさせてくれる居酒屋が開いていたので夕食をとる。2年ぶりだった(コロナ禍で店を閉めていた)。

 丸の内1丁目にあるA社の本社を表敬訪問した。同社は東京駅北口にあるビルから最近、引っ越した。家賃は年間3億円とか。以前入居していたビルは解体工事が始まっている。丸の内界隈で、東京駅徒歩5分の立地であればテナントはすぐに埋まるであろう。家主の三菱地所は今度東南アジア一高いオフィスビルを建てるという。

 浜松町から品川駅まで歩いた。15年前、浜松町を過ぎると道路上に面しているビルは珍奇なものが多かった。品川駅近くではタマホームの本社が目立っていたほどだった。ところがだ、現在では様相が一変しており、気づかずにこの本社を通り過ぎてしまった。品川駅まで20階建以上のビルが林立しているのだ。確かに高輪ゲートウェイの開発が進んでいるから「需要急増」をデベロッパーは期待しているのであろう。しかし、東京といえども市場には限度があるはずである。貸オフィス不況にならないことを祈る。

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