中国・ものぐさ経済から生まれた新業務

    最近、湖南省湘郷市在住の女性・章さん（39）が若い顧客向けに「出張シェフ」となり、一汁四菜の料理をつくって68元（約1,336円）のサービス料を受け取っていることが議論を呼んだ。多くのネットユーザーが「この目新しいサービスはお得感がある」と言い、「うちにも出張シェフにきてほしい」という人が次々に現れていたという。

　章さんが話したところによると、出張シェフを始めたのは今月9日のことで、注文を受けると顧客にメニューを相談し味の好みなどを確認する。今はフルタイムでこの仕事をしており、1日に1～2件の注文を受けて100元（約2,000円）あまりの収入があり、一ヶ月で3千元から4千元（約4,000円）の収入になる。

　章さんのように出張シェフサービスを提供する人は少なくない。成都市在住の「95後（1995年から1999年生まれ）」の女性・馮さんもその1人で、プロジェクトコストマネジメントの仕事に4年あまり従事した後、退職して起業し、今はプライベートシェフの家事代行サービスをしている。章さんが食事1回分ことに料金を計算するのと異なり、馮さんは月単位で出張シェフサービスを提供している。勤務日1日に1回分の食事をつくるとして計算すると、一カ月の収入は1,600～1,800元になる。

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　SNSをチェックしてわかるのは、上海、杭州、成都、重慶、合肥などの都市には、ネットのスレッドを通じて出張シェフサービスを提供する人がいることだ。個人でこの仕事を兼業していた人が、スタッフを集めてシェフのチームを立ち上げるまでに発展したというケースもある。一般的に出張シェフのサービス料は料理4品で66～88元、6品で88～188元、10品では99～248元になる。食器を洗う必要があれば、追加費用として10～30元が必要だ。顧客の家までの交通費は距離で計算し、一般的に5km以内は無料、5㎞を超えると距離に応じて20元または35元以上が必要になるという。

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