【3/5】佐賀県基山町で2023草守基肄世界大会開催！

郷土愛の醸成と交流人口の増加を図り、歴史や文化を次世代へ継承するきっかけへ

    佐賀県基山町では、3月5日に「2023草守基肄（くさすきぃ）世界大会」が開催される。2016年から毎年行われていたが、コロナ禍の影響で昨年は3年振りの開催となった。

　基山町にある基山（きざん）は、7世紀に古代朝鮮式山城「基肄城」が築かれた歴史スポットであるほか、古くから草スキー場としても知られており、気候の良い3月から5月、9月から11月のシーズンには草スキーを楽しむ家族でにぎわいをみせる。

　競技内容はきざんの斜面に設置した10m～30m程度のコースを木製ソリに座って滑走しタイムを競うもの。競技は5種目あり、個人戦が子どもの部（就学前の児童、小学生）2種目と大人の部1種目。それぞれタイムレース方式で行われる。団体戦が小学生以下の児童2名以上と保護者など2名以下の合計4名の種目と大人のみ4名の2種目で、リレー方式で行われる。

　今までの大会では隣町の鳥栖市にある弘堂国際学園の外国人留学生も多数参加し、全体で100名～150名が熱戦を繰り広げた。今大会も1月16日より個人戦で100名程度、団体戦で20組程度の参加者を募集している（定員になり次第締め切り）。

　主催する基山町では、珍しい自然の斜面と木製ソリを使用した草スキーを多くの人に楽しんでもらうことにより、基山町の誇る「基山（きざん）」および「基肄城（きいじょう）」を町内外はもとより世界へ広くPRし、郷土愛の醸成と交流人口の増加を図ることで、歴史や文化を次世代へ継承するきっかけにしたいとしている。また、世界の各国出身者が参加し、人種や国籍を超えた世界的な大会になることを期待している。

【内山　義之】