2024年07月17日( 水 )

日本経済が回復する理由

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は、日経平均株価の1年8カ月ぶりの3万円台回復に触れ、金融危機の局面が逆に投資好機を形成するとした5月17日付の記事を紹介する。

本年初に2023年の内外政治経済金融市場展望を『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社)(https://amzn.to/3YDarfx)として刊行した。

21世紀型 新・帝国主義時代を生き抜く!
波乱こそ利益の源泉!
最強・常勝五ヵ条の極意!
日経平均3万6,000円突破も!
【注目すべき株式銘柄24 大公開!】

暗雲垂れ込める2023年にチャンスあり!
序章 震撼する新・帝国主義
第1章 世界恐慌の分岐点
第2章 力による現状変更と資源地政学
第3章 衰退日本経済の活路
第4章 中国大波乱の予兆
第5章 千載一遇 金融市場の極意

「暗雲垂れ込めるなかで2023年を迎えることになりましたが、ピンチのなかにこそチャンスが広がっています。寒風吹きすさぶ近年の日本ですが、この環境下で生存をはたして行くには自己防衛と果敢なチャレンジが必要不可欠です。金融大波乱と混迷の経済のなかに千金に値する大チャンスが潜んでいるのです(まえがきより)」

 サブタイトルは「2023年金利・為替・株価を透視する」
 本年大発会(1月4日)の日経平均株価終値は25,716円。株価見通しでは弱気論一色だった。上掲書は圧倒的少数意見を提示したもの。金融波乱も予想された。この金融大波乱の局面が逆に投資チャンスになるとの見解を示したもの。

 2013年から年間金融展望の書を刊行しているが、帯に株価大幅上昇の見通しを数値で明示したのは3回。2013年、2017年、そして今回の2023年。過去2回はズバリ的中した。2023年がどう推移するかはまだ確定していない。しかし、5月17日に日経平均株価は1年8カ月ぶりに3万円の大台を回復した。

 上掲書に記載した参考銘柄24社の株価も1月4日終値後からその後の高値への上昇率が平均で20%を突破。全銘柄で株価上昇を観測している。

 年初来、金融危機が叫ばれてきた。シリコン・バレー・バンク、クレディ・スイス、ファースト・リパブリック・バンクなどの金融破綻、銀行救済のニュースが表出してきた。金融危機到来を叫ぶ声が強かったが、現実には日経平均株価が上昇基調を示してきた。

 私は上掲書で金融危機の局面が逆に投資好機を形成するとの見通しを示したが、同種の見解を表出したのが米国投資家のウォーレン・バフェット氏。4月12日付『日経新聞』にバフェット氏インタビュー記事が掲載された。バフェット氏は「金融不安、買いの好機」と指摘した。


※続きは5月17日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「日本経済が回復する理由」で。


▼関連リンク
植草一秀の『知られざる真実』

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