2024年12月26日( 木 )

国交省OBの東京メトロ会長が退任へ 同社次期社長人事介入で

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 東京地下鉄(株)(東京メトロ)の本田勝会長(70)が退任する。政府が23日の閣議で人事を了解した。同氏は国交省の元事務次官で、昨年末に空港ビルの運営などを行う民間企業「空港施設」の経営者に対し、同省OBである当時の副社長を社長にするよう求めていたことが発覚。人事介入として問題となっていた。

 斉藤鉄夫国交相が同日の記者会見で明らかにした。本田氏が「自らの言動が会社やお客さまに多大な迷惑をかけ、深く反省している」と語り、任期満了にともない退任を東京メトロに申し出たという。

 同氏の後任には元東京都副知事の川澄俊文副会長(67)が就く予定。6月27日の株主総会を経て就任する。

【田中 直輝】

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