中国のコーヒー産業は大きく上昇(後)
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最近の数年間、コーヒー産業は大きく上昇してきた。中国市場調査会社「満幇」のデータでは、2022年のコーヒー輸送量は10月と12月にピークを迎え、とくに12月は前月比30%以上増加した。
海外コーヒーブランドが中国進出を加速
ブルーボトルコーヒーやピーツ・コーヒー&ティーといった海外のコーヒーブランドが近年、続々と中国市場に進出すると同時に、中国ですでに根付いている海外ブランドも勢いを増している。スターバックスの創業者・ハワード・シュルツ氏は最近、北京大学で講演した際、「当社の中国の店舗数は今後、1万店舗を超えるだろう」と語った。
シュルツ氏の自信には根拠がある。スターバックスが発表しているデータ・統計によると、ここ10年、スターバックスの中国大陸部の店舗数は約10倍に増えた。また、1999年の時点で、1店舗だった店舗数が昨年の時点で、6,000店舗をすでに超えたからだ。
2022年にスターバックスが発表した2025年に向けた中国戦略ビジョンは、今後3年、9時間に1店舗のペースで出店する計画を打ち出している。2025年までに、中国の店舗数を9,000店舗にまで増やしたい考えだ。
中国市場に進出して24年になるスターバックスは、中国の消費者のコーヒーに対する考えの変化を肌で感じ、新天地を切り拓いてきた。また、スターバックスだけでなく、中国で成長ポイントを見つけ出した海外のコーヒーブランドも増えている。
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中国Z世代の消費トレンド、内外のブランド品への関心高く今年に入り、コスタコーヒー・南京歩行者天国店(上海)には一気に客が戻り、月間売上高はすでに2019年の新型コロナウイルス感染症拡大前の水準にまで回復している。中国のRTDコーヒーの分野の市場シェアを見ると、コスタが2位となっている。コスタの中国市場を総括する欧陽慶球氏は、今年、同社の中国における売上高は再び過去最高を記録し、2019年の約3倍に達すると予想している。
ベトナムのコーヒーブランド・Trung Nguyen Legendにとって中国事業はすでに主要事業の1つとなっており、2021年には約8億杯のコーヒーを販売した。昨年9月には上海に面積約500m2を誇る初の海外旗艦店を出店し、オープン当日には800杯以上売れた。
マクドナルド傘下の本格コーヒーブランド、マックカフェは昨年9月、2023年に1,000店舗新規開店させる計画であることを発表し、そのほとんどが三線都市となっていた。また、マックカフェは中国の消費者の好みに合わせて新製品を打ち出し、成長ペースをより加速させたい考えだ。
海外ブランドが続々と中国市場への投資を強化している背後には、急速に成長する中国のコーヒー市場がある。市場調査会社の艾瑞諮詢が発表した「2022年中国ドリップコーヒー業界研究報告」によると、2021年、同市場は約876億元(約1兆7,434億円)規模で、前年比38.9%増だった。同市場は2024年までに1,900億元(約3兆7,814億円)規模にまで拡大すると、同報告は予想している。
スターバックス中国の王静瑛董事長は、「新型コロナウイルスがもたらした問題を頑張って乗り越えれば、当社の発展は強靭性を備えるようになるだろう。中国市場は長い目で見て成長すると確信している」と語った。
(了)
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