2024年11月28日( 木 )

鳩山元総理攻撃は「本物の証し」

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は、「歪んだ情報、歪んだ情報社会」について論じた7月12 日付の記事を紹介する。

 人は社会的存在。孤高の精神を持つ人もいる。他者の言動に左右されない人も存在することはある。しかし、希有だ。山にこもり、人と交わりを絶って暮らすなら孤高の暮らしもあり得るだろう。しかし、現代の文明社会でその生活を実現することは容易でない。同時に人には社会的欲求、承認欲求がある。

 社会に受け入れられたいと思う欲求、社会で承認されたいという欲求がある。社会と隔絶して生存することは困難である。その社会における認識を形成するための材料として用いられるのが「情報」である。日々刻々と変化する人間模様。人の暮らし、活動に対する認識を形成するための素材になるのが情報である。

 情報がなければ判断はできない。流布される情報が重要な意味をもつ。その情報の流通を司るのが「メディア」。私たちは日々、新しい情報を主として「メディア」から入手する。この意味で「メディア」が持つ意味は決定的に大きい。

 日々刻々と変化する「時事情報」を私たちはどこから入手しているか。それぞれの個人が自分自身の体験として獲得する情報もある。一次情報だ。自分目と耳と感性で捉えた生の情報である。しかし、入手する全情報のなかでそのウエイトは極めて小さい。

 圧倒的な部分を「メディア」からの情報に依存する。その「メディア」とは何か。情報の流れを司る2つの主流がある。「マスメディア」と「インターネットメディア」である。「マスメディア」はテレビ、新聞、雑誌が中心になる。

 「インターネットメディア」で大きな比重を占めているのが「ニュースの大手ポータルサイト」とSNSだ。SNSには多くの個人が参入している。「世間の声」の影響が従来に比べれば格段に大きくなった。しかし、これ以外の主要な情報源は特殊なもの。「マスメディア」と「ニュースの大手ポータルサイト」が人々の入手する情報の大半を握っている。

※続きは7月12日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「人を追い込む情報空間の歪み」で。


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植草一秀の『知られざる真実』

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