大川市で進む藩境のまちづくり、サウンディング調査実施へ
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大川市といえば「家具の街」のイメージが強いが、誘客効果の発揮に期待がもてる多彩な歴史的資源を有しており、観光都市としても相応のポテンシャルを秘めている。
市では現在、筑後川河口に位置する小保(こぼ)・榎津(えのきづ)エリアに残された江戸時代の町並みや、貴重な町屋建築を生かした新たなまちづくり施策として、「『藩境のまち』町屋・古民家再生・利活用事業」に取り組んでいる。
小保・榎津エリアは、江戸時代に筑後藩の分割により、柳川藩と久留米藩の藩境となった全国的にも珍しいまちであり、この特性を市外にも積極的に情報発信していくことで、国内外から観光客を呼び込みたい考えだ。そして今回、市は同事業にかかる「小保・榎津藩境のまち歴史的建造物活用エリア基本計画」の基礎資料作成、ならびに、同エリア内の町屋・古民家での事業意欲がある民間事業者とその事業内容の把握を目的に、サウンディング型市場調査を実施する。
今後のスケジュールとして、現地見学会・説明会の参加申込期限が9月15日(金)まで、サウンディングへの参加申込期限が9月29日(金)までを予定している。「藩境のまち」町屋・古民家再生・利活用事業では、老朽化や空き家化を課題とする町屋や古民家の再生・利活用などのエリアマネジメントを行う、地域まちづくり会社を設立予定となっている。同社は、民間資金による町屋や古民家の取得と改修、賃借を行うことで、町屋や古民家を宿泊施設や飲食店として利用したい民間事業者や移住者の誘致に取り組む。
また、同事業を含む歴史的資源を活用した観光まちづくりは、市と(株)つぎと(大阪府)、(株)つぎと九州(福岡市)の三者連携・協力のもと、関連事業を推進していく。そのため、設立予定の地域まちづくり会社は、(株)つぎと九州などが出資・参画する株式会社が想定されている。
活用予定物件
※大川市公表資料より
<問い合わせ先>
大川市 都市計画課 都市計画係
TEL:0944-85-5603▼その他詳細はコチラ
「藩境のまち」町屋・古民家再生・利活用事業に関するサウンディング型市場調査を実施します。(大川市)【代 源太朗】
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