信頼・尊重・平等を掲げ、愛されるライオンズクラブへ
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ライオンズクラブ国際協会 337-A地区
第二副地区ガバナー 向井 健次ガバナーとしての心構え
世界一の奉仕団体ライオンズクラブ(LC)は、国際連合とも協力関係にあり、先に福岡で行われたスペシャルオリンピックスでも、さまざまな支援活動を行いました。ヘレン・ケラーを通して始まった白杖支援から障害者支援、青少年・児童育成支援、老人福祉支援、震災支援、地域の美化活動など多岐に渡ります。
今年4月、17年度のガバナーを決める選挙があり、周りの方たちの推薦で出馬し当選しました。ガバナーとしての提言、「信頼・尊重・平等」を掲げて皆さんにご支持をいただきました。
毎年、日本では35名、世界では約750名のガバナーが生まれます。ガバナーは国際会長の代理として、各準地区のトップに立ちます。現在は第二副地区ガバナーであり、修業の身です。毎年信任投票が行われ、通った場合に第一副地区ガバナーとなり、その次に本番のガバナーとなります。337-A地区、約4,500人を統括する立場となるのです。またその次の1年は、前ガバナーとして活動します。4年間、ガバナーという名称が付いて回ることになるのです。ガバナーは、いくつかの条件をクリアしないとなれません。「知識や技量、人徳や健康、そして時の運や天運に恵まれないとガバナーにはなれないよ」と、先輩たちから教えられました。LCには本当に立派な方がたくさんいらっしゃいます。しかし選ばれたからには、全力で取り組んでいきます。
ライオンズクラブの魅力
LCの良いところは、クラブが主体だということです。ガバナーであっても役員をしていても、LC内ではただの一会員です。1年間ですべての役は交代し「一人の英雄も一人の非協力者もつくってはいけない」という提言で、皆さんが参加できるような仕組みになっています。また営利団体と違い、経済界でトップの方がLCのトップになれるというわけではありません。会社の規模や儲けを競ったり、学歴を競ったりする場ではないのです。ビジネスを表に出して活動していたら、皆さんから疎まれます。そこはLCの難しい面であり、面白いところです。経済界と違い、奉仕の世界に上下はなく、純粋に奉仕をする人たちの集まりなのです。
私がLCに入会したのは、37歳のときです。その頃は入会条件も厳しく、経営者のみが入会できました。14、15年前に事業はたたみましたが、私も経営者でした。当時は青年会議所を40歳で卒業し、50代になってからLCに入るのだという認識でしたので、かなり若年での入会でした。「たかがライオンズ、されどライオンズ。君もその言葉の意味がわかるときが来るよ」と、古い先輩の言葉を思い出します。年次大会などは、歴史と伝統の重みがあり壮観です。ドレスコードなど細かな決まりごとがたくさんあり、大会は厳粛に行われます。
原点に立ち帰る儀式
東京の皇居前、パレスホテルの敷地に『ライオンズクラブ発祥の地』の石碑があります。ときどき妻と旅行で東京に行くのですが、必ず寄る場所です。石碑の前に立ち、ここからLCが始まったことを想うと大変感慨深くなります。LCの原点に立ち返り、新鮮な気持ちを呼び起こすのです。今後、ガバナーとして組織の維持や拡大、その他やるべきことは決まっています。若い人も中堅もベテランも大ベテランも、皆さんが一緒になってスクラムを組み、世界平和のため、世のため人のために尽くし、皆さんに愛されるLCを目指します。(談)
■INFORMATION
証券投資 むかい経済
所在地:福岡市西区今宿青木1059-109
TEL:092-807-5344<プロフィール>
向井 健次(むかい けんじ)
1946年8月11日、福岡県田川市生まれ。37歳でライオンズクラブに入会。福岡フレンズライオンズクラブ所属。関連キーワード
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