三井ハイテック決算 通期売上高2,000億円には届かぬものの、過去最高予想を維持
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(株)三井ハイテック(北九州市八幡西区、三井康誠代表)は12日、2024年1月期上半期(24年2月~7月)の業績を発表した。
それによると、売上高は936億1,400万円(前年同期比9.5%増)、営業利益は84億2,800万円(同34.5%減)、最終利益は77億700万円(同30.2%減)となった。
電子部品は減収減益、電機部品は増収増益
同社グループの主な供給先の状況として、まず、自動車業界は、車載用半導体の供給不足緩和により生産活動が正常化しつつあり、電動車関連の需要は堅調に推移した。一方、半導体業界は、各種半導体の在庫調整は徐々に解消に向かいつつあるものの、電子部品の最終需要の鈍さから、依然として厳しい市況が継続している。
その結果、半導体を扱う電子部品事業は、売上高280億2,100万円(前年同期比22.5%減)、営業利益28億4,400万円(同60.4%減)となった。
また、電機部品事業は、電動車向け駆動・発電用モーターコアの堅調な需要によって、売上高630億6,200万円(前年同期比33.6%増)、営業利益は先行投資にともなう各種費用の増加があるものの、増収の結果、54億4,900万円(同6.4%増)となった。
24年1月期通期予想は下方修正
三井ハイテックはまた、半期決算とともに通期予想の修正も発表。3月に公表していた売上高2,050億円、最終利益166億円の目標を、売上高1,920億円、最終利益117億円に下方修正した。セグメント別では、電子部品部門は通期で570億円(前年同期比18.6%減)の予想、電機部品部門は通期で1,330億円(同32.8%増)の予想となった。【表1】
3月時点で発表していた初の売上高2,000億円台の目標は割り込むが、過去最高となる見通し。また、25年1月期通期目標「売上高2,540億円」は今のところ、維持している。【表2】
【寺村朋輝】
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