おふくろの味とソウルフードのマリアージュ ありそうでなかった「博多ごぼ天みそ汁」
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「みそ汁×ごぼ天」
福岡・博多においては、ラーメンに負けず劣らずの人気で市民から愛されているうどんだが、そのトッピングのなかで、定番であり、高い人気を誇っているのが、「ごぼ天(ごぼう天)」だろう。そのごぼ天を、家庭料理の定番であり、おふくろの味の代表格であるみそ汁と組み合わせた、これまでにありそうでなかった新商品「博多ごぼ天みそ汁」がこのたび誕生した。
つくり方はとても簡単で、お椀に生タイプの調味みそと、フリーズドライの具(油揚げ、ワカメ、ネギ)のほかに、スライスタイプの乾燥ごぼ天を入れ、熱湯160mlを注いでよくかき混ぜるだけ。化学調味料無添加の味わい深い「甘み」が特徴のみそ汁に、ごぼ天の油分がじゅんわりと溶け出して「コク」を付加することで、絶妙な旨みや風味を醸し出す。「みそ汁×ごぼ天」というありそうでなかった組み合わせだが、実際に食べてみると違和感はまったくなく、どこか懐かしい感じすらするから何とも不思議だ。ごぼ天が入っている分、食べ応えも増しており、単なる汁物としてだけでなく、立派なおかずの一品として成り立つだけのポテンシャルも秘めている。
試作品の反響は上々
同商品を企画・開発したのは、大野城市に本社を構え、辛子明太子をはじめとした九州・全国の名産品の食品通販を手がける(同)華の実。同社はこれまで、地元・大野城市の郷土料理「鶏ぼっかけ」をレトルトタイプにした商品や、大豆ミートをベースにした「POWER CHIPS(パワーチップス)」など、新たな地域特産品や新商品の開発にも積極的に取り組んできた。今回の博多ごぼ天みそ汁は、同社部長の小早川真実氏の発案・主導で、味噌や乾燥天ぷらの製造で定評のあるサクラみそ食品(株)(福岡県久留米市)との共同開発によって商品化に漕ぎ着けたもの。「地方によっては、夕食の残り物の天ぷらを翌朝のみそ汁に入れて食べるという食習慣があると聞いており、福岡であればごぼ天を入れてみたらどうかと思ったのが、開発のきっかけです」(同社・宮澤芳人代表)という。
同商品はまだ試行錯誤を重ねている段階だが、同社の通販商品へのおまけとして試作品を同梱してみたところ、「いつから販売するのか」「どこで買えるのか」―など、予想以上の反響があったという。
「商品への好意的なお声を多くいただき、とても手応えを感じました。今後、もっと良い商品にすべく、さらなるブラッシュアップを図っていきますので、ぜひご期待ください」(宮澤代表)。
【坂田 憲治】
<COMPANY INFORMATION>
(同)華の実
代 表:宮澤 芳人
所在地:福岡県大野城市東大利2-4-20
設 立:2016年11月
T E L:092-558-0000
U R L:https://hananomi-llc.com法人名
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