2024年11月21日( 木 )

中国、住宅価格がピーク時より16%ダウン

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成都市 イメージ    中国国家統計局はこのほど、主要70都市における今年1月から9月までの分譲住宅の販売価格の動向について発表した。

 これによると、9月は平均価格が平米あたり1万484元/m2で今年最安値となり、最も高かった4月の1万2469元(約25.55万円)より1985元(約4万円)、率にして16%値下がりしている。

 また9月は、前月より値上がりした都市の数がここ4カ月で最も少なかった。70都市の新築物件の価格を見ると、8月より高かった都市が15カ所、安くなったのが54カ所で、このうち41カ所が3カ月連続で前月割れであった。前月より高かった都市の数は、2月は64カ所を数えたが、6月、7月、8月は順に31カ所、20カ所、17カ所であった。

 同じく新築物件で前月より値下がりした都市を見ると、ともに省都である江蘇省南京市が0.8%、雲南省昆明市が0.7%とかなりの大きなダウンであった。この2カ所は5月以降5カ月連続での値下がりである。

 また中古物件は値上がり箇所が一段と少なく、9月は前月より高かったのは北京市、天津市、河北省石家荘市、上海市の4カ所のみで、値上がり幅は順に0.7%、0.6%、0.1%、0.1%であった。広東省深セン市は前月並み、その他の65カ所はすべて値下がりで、うち57カ所は3カ月連続ダウンであった。

 さらに前年同月比を見ると、新築では値上がりが25カ所であり、上昇率の上位3カ所は四川省成都市、上海市、湖南省長沙市で、順に5.8%、4.4%、3.6%である。また値下がりは44カ所であった。

 中古では値下がりが45カ所あり、落ち込み幅上位3カ所はいずれも東北3省で、黒竜江省牡丹江市が4.8%、吉林省長春市が4.4%、遼寧省大連市が4.3%であった。


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