【八女市長選】元経産省課長補佐・簑原氏が立候補表明
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任期満了にともない11月3日に告示される八女市長選挙(同10日投開票)に、元経済産業省課長補佐の簑原悠太朗氏(34)が15日、八女市内で記者会見を開き、無所属での立候補を表明した。
簑原氏は、県立高校の教師である父親の仕事の関係で、5歳のとき、旧八女郡星野村(現・八女市星野村)に移住。同村で3年間過ごし、小学3年生の1年間、同村に山村留学として滞在した。久留米大学附設中・高から北海道大獣医学部を経て、2015年に経産省に入省した。21年1月からカーボンニュートラル実行計画企画推進室室長補佐を務め、コロナ禍では、内閣官房に出向してコロナ対策に従事。今月上旬に退職している。
会見で簔原氏は「山村留学をしたのも幼少期のころから故郷八女が大好きという思いがあったから」と述べ、その思いが強くなったのは12年に八女市内でも甚大な被害が出た九州北部豪雨であったとして「災害など八女市が抱える課題に取り組むためには、まずは広く地方創生、地域政策に理解を深める必要があると思い、経済産業省の門を叩いた」と自身の思いを強調した。
さらに「八女は、八女茶を中心としたさまざまな農産物、伝統工芸品、豊かな自然、文化、歴史といった資源が豊富に存在しているが、それらが十分生かされず衰退している現状がある」と指摘した。
退職に際して、同僚や上司の慰留もあったが、「八女はこのままではまずい」「若い人の力で八女を変えてほしい」との八女の人々の声を聴き「覚悟を決めて、全身全霊八女のために人生を捧げる時がきた」と市長選を志した動機を語った。
同市長選の立候補表明は簔原氏が初めてとなる。現職の三田村統之市長(80)は、不出馬を表明しており、現時点で後継指名はないが、八女市役所内で、松尾一秋副市長を擁立する動きがある。この他、元職で、立憲民主党の参議院議員・野田国義氏(66)などの名前も挙がっている。
【近藤将勝】
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