枝野氏「国民の暮らしに寄り添えば自民に勝てる」と福岡市議の質問に答える
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明日投開票が行われる立憲民主党の代表選挙で、21日、4人の候補者は、党青年局と動画配信サイト「ニコニコ生放送」の共同開催の討論会に登場し主張を交わした。若い世代に政治に関心をもってもらうことを目的に、若者に関心の高いテーマで議論した。
野田佳彦元首相は、自民党との違いに言及し「自民党は、人を雇う側の論理で物事を決めるが、我々は働く人の立場で政策を考えていく」と述べた。
枝野幸男前代表は外交面について「中国は大国で経済的な関係も深いので、ケンカしているだけでなく、議員交流でパイプをつないでおくべきだ」として、日中友好の必要性を主張した。
泉健太代表は「まず着手するのは給食費の無償化だ。ほかの野党や自民党も反対しない」と述べ、教育の無償化として、小中学校の学校給食の無償化を進めることを訴えた。
吉田晴美氏は「これからはグローバル経済や気候変動など挑戦的な世の中になる。そのなかで力になるのが教育だ」と述べ、「私は国公立大学の無償化を掲げている」と語った。泉・吉田両氏は教育にお金を投じる必要性を強調した。
立憲青年局からは、同幹事で北海道青年委員長の吉田大輔稚内市議会議員、福岡県青年委員長の井上麻衣福岡市議会議員が参加した。
井上氏は枝野氏への質問のなかで「立憲って『左よね』といわれるが、立憲にも多種多様な議員がいる」と述べたうえで、「政権をとるためには中道といわれる方にも幅を広げないといけないと思う」と語った。
井上氏の質問を受け、枝野氏は「左とか右とか政治に関心のある人はそういうことをいうが、ほとんどの国民は、そういうことに関心がない」と指摘し「どこが左なのときいてもらうと多分ふわっとしたイメージだけだと思う」「左と思われている辻元清美さんも地域活動に取り組んできた。普通の人の暮らしに寄り添っていれば小選挙区で勝てる」と述べた。
代表選挙で全体の半分のポイントを占める、地方議員や党員・サポーターによる「地方票」のインターネット投票は、午後5時で締め切られた。明日午後1時からの臨時党大会で国会議員による投票が行われ、即日開票で新代表が選出される。
【近藤将勝】
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