2024年12月27日( 金 )

立憲野田氏、幹事長に小川氏を起用 枝野氏支持者から反発も

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 立憲民主党の野田佳彦代表は、24日午後に開いた両院議員総会で執行部人事を明らかにした。幹事長には小川淳也前政調会長、政調会長に重徳和彦衆議院議員、国会対策委員長に、笠浩史国対委員長代理を起用する。

 小川、重徳、笠の3氏はいずれも、代表選で野田氏を支持していた。

 選挙対策委員長は大串博志氏が引き続き務め、代表代行を兼務する。長妻昭政調会長と辻元清美参院議員も代表代行に就任する。長妻・辻元両氏はリベラル系で、党内バランスに配慮したものとみられる。

 両院議員総会はこれらの人事を承認。しかし、挙党体制といいながら、枝野幸男前代表は、要職に起用されず、執行部を野田氏に近い議員で固めたことに対し、枝野氏を支持した議員からは反発の声が上がっている。

 解散総選挙が間近といわれるなか、野田新代表の下で、政権交代に向けた挙党体制が構築できるか、今後の動向が注目される。

【近藤将勝】

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