2024年11月23日( 土 )

危険ドラッグ・天神暴走で代表逮捕の(株)テンペストパワー(福岡)

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破産手続開始決定 負債総額 1億5,600万円

 10月29日、同社は福岡地裁より破産手続開始決定を受けた。

 破産管財人は一瀬悦朗弁護士(ジャスト法律事務所、福岡市中央区舞鶴3-2-4、電話092-771-5002)。

 負債総額は1億5,600万円。

同社は、システムエンジニア(SE)としてIT業界で働いた経験を持つ荒木祥平氏が、実兄が行っていたヤフーオークションでの車の部品販売事業を引き継ぎ、2005年9月に法人化された。

 当初は個人のオークションの延長線上での事業展開だったが、自動車部品メーカーや取り付け業者との提携を進め、自動車パーツ販売サイトとして知名度を誇るようになる。同社サイトを通じて部品を購入した消費者は、自分が指定する取り付け業者の工場にメーカーから納品してもらい、そこで完成品を受け取る。自宅に大きな商品が届くといった煩わしさや、わざわざ取り付け工場に持っていくという手間が省けることが好評を博し、同社は業容を拡大した。提携業者が100社を超えたあたりから軌道に乗ったことで、近年の提携業者は北海道から沖縄まで、約900社に及んでいた。

 少数精鋭で業容を拡大し、順風満帆に見えた同社だったが、2014年2月の危険ドラッグ・天神暴走事故により同年10月9日、危険運転致傷罪で代表が逮捕される事態となった。これにより、経営面に関しては実質的に機能不全に陥り、今回の措置となった。

 
業種 自動車部品卸
代表 荒木 祥平
所在地 福岡市博多区古門戸町10-20
設立 2005年9月
資本金 300万円
売上高 (13/8)約6億円

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