原田元環境相、筑紫野市の事務所閉鎖を発表
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自民党の原田義昭元環境相が自身のSNSにおいて、現職議員時代の福岡事務所で、現在は弁護士事務所となっている福岡県筑紫野市の事務所を閉鎖することを明らかにした。
原田氏はFacebookにおいて、「3年前(令和3年)10月の衆議院落選を機に議員職は離れましたが、福岡と東京にて弁護士活動に従事して参りました。2地での業務も困難を覚えることとなり、この度福岡事務所を閉じることとなりました」と述べたうえで「今後東京に居を構えようとも」と東京に移り住むことを示唆した。
また「メール1通、電話1本で皆様の処に駆けつける態勢にあります。今後とも今まで以上に福岡のためにお役に立てるように努力致します」とこれまでに培ってきた福岡との関係性は、変わらないとしている。
21年の衆院選において、原田氏は福岡5区の党公認をめぐり元福岡県議会議長・栗原渉氏と争った。5区内の多くの地方議員は栗原氏についていたが、最終的に党本部は原田氏を公認。それを不服とする栗原氏の支持者が立憲民主党の堤かなめ氏へと流れ、原田氏は落選した。
その後も原田氏の表舞台での活動は続く。22年7月の安倍晋三元首相の銃撃事件後、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)関連の議員連盟会長などを務め、選挙支援を受けたなど、旧統一教会との深いつながりが明らかになったほか、10月24日に東京地裁から破産手続開始決定を受けた船井電機(株)の代表取締役会長に就任していた。
地元では、原田氏の保守的な政治信条を支持する声がある一方で、交通インフラや災害対策などが不十分との声もあった。
先月27日の衆院選で、自民党公認の栗原氏が小選挙区で当選した。今回の原田氏による事務所閉鎖の表明は1つの区切りとなり、政界における世代交代を表す動きともいえる。
【近藤将勝】
<福岡県の皆様>
長い間お世話になりました。今後ともよろしくお願い致します。
この度、私は福岡県の法律事務所を閉じて、業務を東京事務所に集約することと致しました。私は、平成7年、当地福岡県太宰府市に転入し、衆議院選挙、政治活動に専心して参りました。この間皆様に頂いたご支援とご指導には如何なる言葉を以ても感謝できるものではありません。3年前(令和3年)10月の衆議院落選を機に議員職は離れましたが、福岡と東京にて弁護士活動に従事して参りました。2地での業務も困難を覚えることとなり、この度福岡事務所を閉じることとなりました。
私は筑豊(嘉麻市)で生まれ、田川郡添田町(小中学校)で育ち、福岡市(西南学院、修猷館)で学び、遂には八幡製鐵(北九州)に就職、選挙は五区(筑紫、朝倉郡)、太宰府天満宮の菅原道真公にご加護を頂くという、骨の髄まで福岡を地元として生きて参りました。本当に有難いことであります。
今後東京に居を構えようとも、メール1通、電話1本で皆様の処に駆けつける態勢にあります。今後とも今まで以上に福岡のためにお役に立てるように努力致しますので、何分のご指導こそお願いいたします。まずは事務所移転のご挨拶とさせて頂きます。明くる年も、福岡県と県民の皆様にとって最良の年となりますように心からお祈りさせて頂きます。
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