交流を育む小郡市の七夕アリーナ

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多彩な活動をつなぎ交流を生み出す

敷地南側から見た外観イメージ
敷地南側から見た外観イメージ

 小郡市では新体育館の整備を進めており、このほど新体育館の基本設計が完成、その概要が公表された。新体育館はアリーナ棟と多目的棟から構成され、いずれも地上2階建てとなっている。

 アリーナ棟はRC造(一部SRC造)の延床面積4,018m2、多目的棟も構造は同じで、延床面積2,372m2、2棟の合計延床面積は6,390m2となる。市では新体育館に必要な4つの要素として、ウェルネス(人(市民と職員)に優しい施設)、カーボンニュートラル(耐久性や機能性を維持したうえで省エネルギーにも配慮した施設)、レジリエンス(安全・業務能力を発揮する防災拠点施設)、フレキシブル(時代の変化に対応することで長く市民が愛される施設)を挙げている。

 この要素を満たすべく、たとえば環境配慮への取り組みとして、九州圏内の市町村保有体育施設としては初となるZEB Ready(一般的な集会施設のエネルギー消費量と比較して、一次エネルギー消費量を50%以上削減)の認証取得を目指すほか、自然エネルギーを活用することで施設の自立性を高めると同時に、災害発生時の強靭性向上も図る。

 アリーナの名称には出会いの象徴でもある“七夕”を冠した、七夕アリーナ(仮称)が候補として挙げられており、アリーナ棟にはバスケットボールコートや武道場、多目的棟には移動観覧席(ロールバックチェア)や室外から活動の様子を感じられるガラス張りの活動室などが設けられ、スポーツだけにとどまらず、講演やイベントなど幅広く活用できるようにする。

全体イメージ
全体イメージ

 基本設計は(株)佐藤総合計画九州オフィスが手がけており、今後のスケジュールとして26年春ごろの着工、27年夏ごろのアリーナ棟オープン、29年春ごろの多目的棟オープンを予定している。

【代源太朗】

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