福岡県日韓親善協会が新春懇親会を開催 約200人が出席

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 福岡県日韓親善協会は12日、ホテルニューオータニ博多で新春懇親会を開催した。福岡県選出の国会議員秘書、福岡県・福岡市議会議員、県内の企業経営者、在日本大韓民国民団の関係者、釜山市と慶尚南道の韓日親善協会の関係者など約200人が出席した。

主催者を代表して挨拶する青柳会長

 主催者を代表して、青柳俊彦同協会会長(JR九州会長)が挨拶を行った。「トランプ大統領が関税について発言しているが日韓両国に影響する問題」と述べたうえで「こういった時こそ草の根の日韓交流をしっかりと活性化していく必要がある。福岡県の日韓親善協会は50周年となるが、日本のどこよりも早く親善協会を立ち上げ、韓国との絆を深めてきたのは先人たちの頑張りのおかげであり、コロナ禍で停滞した若い人たちの交流も進めたい」と決意を述べた。

 同協会の名誉顧問も務める駐福岡大韓民国総領事の朴建燦(パク・コンチャン)氏も登壇。「2024年は韓日関係が飛躍した1年であった」としたうえで、「両国間の人的交流は今では毎月100万人、1日3万人が行き来する時代になった。今年は韓日両国にとって韓日国交正常化60周年にあたる記念すべき年でもある。還暦を迎えた韓日関係は100周年を見据えて新たな協力の場を開く時が訪れている。両国を取り巻く国際情勢を鑑みると選択ではなく必須のものとなっている、両国が手を携えてより良い未来に向かって後退することなくゆるぎない協力関係を築いていく2025年になることを願っている」と祝辞を述べた。

祝辞を述べる服部知事

 服部誠太郎福岡県知事は「古くから我が福岡県はアジアの玄関口といわれており、とくに韓国とは海峡を挟んだ地理的にも歴史的にも近い関係にありまさに“一衣帯水”の間柄にある」と述べ「今年は大きな節目の年でありこれからも知事会議をはじめとするさまざまな取り組みを行うことを通じて福岡県と韓国、そして日韓両国の友好発展に努めてまいりたい」と県として日韓交流をさらに促進していくことを表明した。

【近藤将勝】

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