福岡南ライオンズクラブ主催講演会で櫻井よしこ氏「日本の自立」を訴える

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 12日、福岡南ライオンズクラブ創立60周年を記念してジャーナリストで(公財)国家基本問題研究所理事長の櫻井よしこ氏が「激動する世界と日本の進路」と題した講演をFFGホール(福岡市中央区)で行った。講演にはライオンズクラブ関係者のほか、企業関係者や一般市民、約600人が参加した。

 櫻井氏は日本にとって深刻な問題は「尖閣諸島であり台湾問題である」と指摘した。「尖閣に日本の漁船が入ったら、中国の海警局の船が92時間も我が国の領海を侵犯した」と緊迫した状況にあることを解説。「日中両国で尖閣を共同管理しようと求められ中国が実力で入ってきた場合、どう処理するのか」と危機感を表明した。

 また「私たち日本人はアメリカが何とか強いから、いざというとき守ってくれるんじゃないかと思っているかもしれないが、五島列島もとられるかもしれない」と述べたうえで「日本は今大変な危機のなかにあるということは大変なチャンスが目の前にあるということでもある」として日本人の覚醒と国家としての自立を訴えた。

 講演後、福岡南ライオンズクラブ第一副会長で、創立60周年記念事業実行委員長の中島正裕福岡市議会議員より謝辞が述べられ、講演会は盛会のうちに終了した。

【近藤将勝】

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