
西鉄沿線でも上昇傾向が目立つ。西鉄・福岡(天神)駅の隣である薬院駅に近い「薬院3-3-8」(11.0%)は8年連続で2ケタ増。地下鉄七隈線・渡辺通駅にも近いことから、賃貸マンション用地として需要が高いほか、周辺では店舗の出店も目立つ。地下鉄・薬院大通駅の北側の「薬院2-13-13」(10.7%)は中心部近接の住居ニーズが高いエリアで、3年連続で2ケタ増となった。
薬院2丁目では、分譲マンション用地や賃貸マンション用地としての売買も活発に行われているほか、賃貸マンションやホテル、オフィスなど収益物件の売買事例も数多く確認された。昨年注目されたマンション用地の売買は、西日本鉄道(株)(東証プライム)らが入札により取得したクリニック跡で、今後は高価格帯の分譲マンション開発が進められていくと見られる。
福岡屈指の高級住宅地・浄水エリアの「薬院4-17-20」(12.0%)も、3年連続2ケタ増。分譲マンション用地として需要が高いエリアで、将来の開発用地として賃貸マンションなど既存の収益物件の売買事例は散見されるものの、更地としての売買は少ない。...

月刊まちづくりに記事を書きませんか?
福岡のまちに関すること、再開発に関すること、建設・不動産業界に関することなどをテーマにオリジナル記事を執筆いただける方を募集しております。
記事の内容は、インタビュー、エリア紹介、業界の課題、統計情報の分析などです。詳しくは掲載実績をご参照ください。
企画から取材、写真撮影、執筆までできる方を募集しております。また、こちらから内容をオーダーすることもございます。報酬は1記事1万円程度から。現在、業界に身を置いている方や趣味で再開発に興味がある方なども大歓迎です。
ご応募いただける場合は、こちらまで。その際、あらかじめ執筆した記事を添付いただけるとスムーズです。不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください。(返信にお時間いただく可能性がございます)