イスラエルとイスラム主義組織ハマスの戦闘は2023年10月7日に勃発し、25年10月7日で発生から2年を迎えた。イスラエル軍の攻撃によるガザ市民の死傷者は6万6,000人以上、このうち子どもは2万人以上だという。200万人の市民は飢餓状態に置かれ、毎日多くの子どもが栄養失調により餓死している。
このような中、日本政府はアメリカの顔色をうかがい、パレスチナの国家承認を「今はその時期ではない」として見送った。現在、パレスチナを国家承認している国は、中東問題の当事者でもある英国やフランスを含め、150カ国を超える。
人類史上最悪といわれるガザでの惨状を救うべく、世界各国で多くの市民が立ち上がっているが、11日には福岡市内でも集会とデモ行進が行われる。
これに先立ち6日、福岡市内での記者会見が開かれ、福岡在住のガザ地区出身の女性など5人が意見表明を行った。ガザ出身のエルジャマル・カリマンさん(福岡市在住)は、ガザでは食糧や子どものミルク、医薬品も手に入らない状況にあると訴え、速やかな停戦を求めた。
11日午後2時から福岡市天神の警固公園で集会が行われる。福岡在住のパレスチナやアラブの方々や各政党の代表者による意見表明が予定されている。午後3時からは警固公園を出発し、天神周辺でデモ行進を行う。
集会・デモを主催する「福岡パレスチナの会」共同代表の沖園リエ氏より、会見の動画をいただいたので紹介する。ぜひ、当事者の訴えに心を寄せていただきたい。
【近藤将勝】
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