公明党の原点回帰に拍手大喝采
公明党機関紙にて10月11日発刊の新聞トップに「公明、連立政権に区切り」、政治とカネの調査は不十分、「清潔政治」の党是貫くと報道された。要するに「公明党設立の原点に帰る」という原点回帰を宣言したのである。筆者は大いに賛同する。公明党が原点に立ち戻れば必ず党勢は復活できると確信している。
公明党の役割の第一義は「政治の大掃除」=金権体質を打破して庶民の生活を守る、である。第二義は戦争のリスクを減らす平和環境づくりが続く。要するに庶民の暮らし防衛が党是である。この嘘偽りなく庶民、国民の為に公明党の議員達(国会議員、地方議員)は一心不乱に活動に邁進してきた。自民党議員の大半の政治動機は「金を蓄える」ことである。だからこそ「清潔政治」という対照的な政治理念を掲げる公明党には強力な市民ファン層が形成されてきたのだ。
公明党の衰退の理由として「支援者の老齢化」が掲げられる。しかし、それのみを理由としてあげるのは一面的過ぎる。26年間、自民党と連立政権の過程で「自民党の下僕になり下がった」と、愚劣さに熱烈支持者たちから愛想を尽かされ見切られたことが根源的な理由なのだ。そこから衰退の道を駆け下り始めたのである。もともと、福岡での公明党の活動家たちから「どうして自民党の使い走りに都合よく利用されているのか!」と愚痴と不信感を聞かされていたものである。彼らが明るくなってきたのはこの2カ月になるか。
さて本題に戻ろう。今回の原点回帰の宣言することによって公明党の党勢は必ず復活する。使命感溢れる活動家たちは全国、無数に存在している。支援者の老齢化の難題は必ず克服できる。
麻生自民党副総裁の脳天気さ
現在、マスコミ連中は「高市早苗政権」を「麻生太郎政権」と皮肉っている。国会にて過半数を取りきれていない自民党が「党の総裁が自動的に内閣総理大臣に自動的になれないこと」は自明である(長期にわたって自民党総裁が首相になっていた過去の例は多々あった)。麻生太郎氏は85歳を迎えた。「高市早苗自民党総裁を誕生させた功労者は俺だ」と公言するようになった。自民党役職には自分の私兵たちを配置した。そこまでは勝手にやれるだろうが、いずれ党内から反撃を食らうことを警告しておく。
問題は今からである。「麻生さん、オイオイ、ちょっと待った。今国会が開会されても自民党総裁・高市早苗氏が総理大臣に就任できるとは限らないことを忘れたのですか」と申し渡したい。公明党との連立政権を放棄して高市政権誕生の打つ手があるのであろうか。現政治局面では誕生確率は乏しい。百戦錬磨、85歳の老齢な麻生氏にして軽率な策を講じたものである。この1カ月後には大後悔する事態に遭遇するであろう。
国民民主党・玉木代表、首相ポストを奪取
まずは自民党が自ら26年続いた公明党との連立を打ち壊した。玉木代表、絶好のチャンスではないか。貴方の出番がめぐってきた。日本国家の総理大臣のポストが貴方に転がろうとしている。まず一番に着手すべきことは自民党政治に終止符を打つべきことだ。「金塗れ、我が欲優先の体質」(国民のためという使命感ゼロ政権)を打破しなければならない。区切りをつけることが緊要な使命である。
現在の野党内では「玉木首相誕生の切望感」が高まってきている。玉木さん、この待望論にのらないでどうするの、男ではないぞ。『日本国家改造』の大義をお持ちでしょう。
各野党が「玉木政権内閣を樹立」を叫ぶのであれば「わかりました。不肖、この玉木が引き受けます」と快諾すべきである。「政治とカネ」「国民の為の減税」などの一致できる政策を掲げて政治刷新を優先するという考えをもって立ち上がるべきであると提言したい。
日本国家の政治変革は今始まったばかり。「国民生活優先の政治復活」までは長期の時間が必要だ。「玉木首相誕生」はまずは序説に過ぎないのである。