(株)robot home
AIを追加購入のきっかけに
開発の背景は投資家の声
    (株)robot home(東証スタンダード)は9月、不動産投資家向けデジタル資産管理プラットフォーム「robot home」に、収益物件のAIレコメンド機能を追加した。
同プラットフォームは、投資家が保有するアパートなどの収益不動産を管理できるもので、入居募集の状況や契約書、毎月の送金明細などをアプリ上で確認できるほか、販売物件の閲覧や収支シミュレーションも可能。
新たに搭載されたAIレコメンド機能は、保有物件の状況に加え、提携金融機関の融資条件や投資家の属性など、同社に蓄積されたビッグデータを基にスコアリングを行い、各投資家に最適な収益物件をAIが提示するというもの。
サービス開発の背景について、同社IT統括本部の田浦弘二氏は「収益不動産は1棟より2棟、3棟と増やすことで投資妙味が高まります。当社が開催する投資家さま向けの親睦会でも『2棟目が買えるとは思わなかった』という声をよく聞きます」と語る。
検討・購入・管理・売却
賃貸経営サイクルを自動化
収益物件への融資は、年収や勤続年数、自己資金などの個人属性、物件の担保価値や収益性を、金融機関が総合的に評価して行うため、条件は販売会社や物件ごとに異なり、とくに個人投資家にはわかりづらいのが現状だ。
田浦氏は、「AIレコメンド機能は、2棟目・3棟目取得の可能性を提示する機能でもあります。保有物件の売却相談にも対応し、資産の組み替えも可能。すべての案件で収支シミュレーションができ、当社プラットフォームをライフステージに合わせて活用することで、未来を少しだけ可視化することができます」と説明する。AIが提案する物件は、同社が開発する新築物件のほか、投資家から売却の委任を受けた収益物件などで、アパートを中心に現在は200物件超がラインナップに並ぶ。
同社はこれまで、物件の検討から購入、管理、売却まで、賃貸経営に関わる一連のサイクルを自動化するシステム構築を進めてきた。さらに、相続税対策や不動産に関する税務相談に対応する提携税理士の紹介サービスも開始。アプリ上から1回単位で気軽に相談することができる。
田浦氏は、「単に物件をリストとして並べても、投資家さまの属性や投資方針に合った物件を検索で探し当てることは簡単ではありません。AIレコメンド機能は、今後も強化を図ってまいります。当社のAIが介在することで、長期的な資産形成の一助になれば」と述べている。
【永上隼人】
<COMPANY INFORMATION>
代 表:古木大咲
所在地:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 9F
設 立:2006年1月
資本金:74億7,000万円(資本剰余金含む)
URL:https://corp.robothome.jp

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