門司税関が22日に発表した貿易統計(速報値)によると、九州経済圏(九州7県、山口県、沖縄県)の2025年の貿易収支は2兆4,108億円の黒字、前年比38.2%増で、3年連続の輸出超過となった。
輸出総額は12兆5,169億円と5年連続の増加となった。ただ、前年比伸び率は0.7%で、23年の同9.9%増、24年の同7.1%増から鈍化した。輸入総額が10兆1,061億円、同5.4%減で、3年連続のマイナスとなっており、貿易収支の黒字拡大は輸入の減少によるところが多い。
品目別にみると、輸出では半導体等電子部品が同8.1%増、二輪自動車類が同22.4%増となった一方、輸出の約4分の1を占める自動車が同5.2%減と5年ぶりのマイナスとなった。米国向けがトランプ関税の影響で同29.3%減と大きく落ち込んだ。
輸入では原油が同5.4%減、金属鉱・くずが同11.2%減、石炭が同26.9%減と上位3品目がすべてマイナスとなった。伸び幅が最大なのは航空機で前年比7.0倍となった。
輸出を国・地域別にみると、1位の中国向けが同5.5%減で2年ぶりのマイナスとなった。半導体の製造装置・電子部品の減少が影響した。2位の韓国はほぼ横ばい。3位の米国向けは同17.7%減とマイナス幅が最も大きく、5年ぶりのマイナスとなった。一方で米国からの輸入額は増え、貿易黒字は縮小している。輸出が伸びたのは香港、台湾、EU、中東、中南米向けなど。
25年12月単月では輸出総額が1兆1,966億円で前年同月比4.8%増、輸入総額は9,274億円で同1.8%減。貿易収支は2,692億円、同36.6%増で、11カ月連続で輸出超過となった。
【茅野雅弘】
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