RKB毎日HD、26年3月期は大幅増収 eコマース事業寄与も陸上養殖先行投資で利益伸び悩む
12日、(株)RKB毎日ホールディングス(福岡市早良区、佐藤泉代表)は2026年3月期連結決算を発表した。それによると、売上高は325億4,400万円(前期比34.2%増)、営業利益は13億900万円(同4.2%減)、経常利益は15億6,900万円(同1.4%増)、当期純利益は7億9,100万円(同0.1%増)で増収も営業減益となった。
同社は当期から報告セグメントを「放送関連事業」「システム関連事業」「不動産事業」「ライフスタイル事業」の4区分へ再編した。昨年1月にeコマース事業を展開するFun Standard(株)を連結子会社化したことなどが全体売上を押し上げた。
セグメント別にみると、主力の放送関連事業の収入は154億6,400万円(前期比2.5%増)、営業利益は5億7,800万円(同29.2%増)となった。テレビ部門では、「Sky RKBレディスクラシック」「世界ブレイキン」「北九州マラソン2026」など大型スポーツイベントが寄与したほか、テレビショッピング枠拡大も増収要因となった。ラジオ部門ではイベント展開や公開録音などを推進した。
システム関連事業は、自治体システム標準化やガバメントクラウド移行需要を取り込んだほか、医療機関向け電子カルテ更新需要、空港向けDXソリューション案件などが寄与し、収入は89億6,500万円(前期比10.0%増)、営業利益は9億3,300万円(同1.5%増)となった。
不動産事業は、RKB駐車場の高稼働や新規賃貸物件取得により、収入は10億6,600万円(前期比6.3%増)となった。一方、減価償却費増加などにより営業利益は10億200万円(同1.0%減)だった。
新設したライフスタイル事業は、Fun Standard連結化により収入70億4,700万円(前年同期は900万円)へ急拡大した。一方、宗像市で進めるサーモン陸上養殖事業では、工場完成にともなう減価償却費発生や稼働率が限定的だったことから、営業損失3億2,700万円を計上した。
eコマース部門では、アウトドア用品、防災トイレ、宅配ボックス、車内装備品などが好調に推移したほか、ゲーム機用保護フィルムが25万個超のヒット商品となった。サーモン陸上養殖部門では2025年12月に初出荷を開始しており、今後はフル稼働体制の早期構築を目指す。
営業減益の要因としては、主にライフスタイル事業の先行投資負担や販売管理費増加などがあり、減価償却費が15億1,900万円(前期11億6,800万円)へ増加したことによる。
27年3月期の業績予想としては、売上高330億円(前期比1.4%増)、営業利益15億1,000万円(同15.3%増)、経常利益17億8,000万円(同13.4%増)、当期純利益9億1,000万円(同14.9%増)を見込んでいる。
【寺村朋輝】








