第一交通産業、26年3月期は売上高1,124億円で過去最高 不動産とタクシー回復で増収増益
14日、第一交通産業(株)(北九州市小倉北区、田中亮一郎)は2026年3月期連結決算を発表した。売上高は1,124億8,200万円(前期比13.1%増)、営業利益は35億8,000万円(同17.6%増)、経常利益は40億5,900万円(同1.2%増)、当期純利益は20億6,500万円(同17.6%増)となり、増収増益となった。
主力のタクシー事業では、運賃改定の進展や移動需要の回復を背景に売上高が559億800万円(前期比7.9%増)となった。採用強化で新人乗務員1,980人を確保したほか、「ママサポートタクシー」は79地域で登録者59万人、利用回数133万回に達した。一方、採用・教育費や燃料費の高止まりが利益を圧迫し、セグメント損失は15億5,300万円だったが、前期の23億2,000万円の赤字から改善した。
バス事業は、沖縄県内のインバウンド需要やイベント輸送が好調に推移し、売上高74億1,600万円(前期比2.2%増)、セグメント利益5億6,700万円(同26.5%増)となった。
不動産分譲事業では、「グランドパレス」シリーズを中心に全国でマンション販売を展開。北九州、福岡、佐賀、大分、鹿児島、沖縄、愛知などで新規販売を開始し、竣工済み物件の引き渡しも進んだことで、売上高は276億2,200万円(前期比8.7%増)となった。ただし、前期にあった大型マンション用地売却の反動減により、セグメント利益は9億4,600万円(同64.0%減)に落ち込んだ。
不動産再生事業は、沖縄県那覇市の大型再開発物件の一部売却が寄与し、売上高98億7,300万円(前期比128.0%増)、セグメント利益16億8,200万円(同119.4%増)と大幅な増収増益となった。
不動産金融事業では、不動産担保ローン残高が192億4,000万円まで拡大。関東・関西地区で融資残高が伸び、売上高15億1,800万円(前期比43.3%増)、セグメント利益8億2,500万円(同56.2%増)となった。
27年3月期の業績予想は、売上高1,095億円(前期比2.7%減)、営業利益42億5,000万円(同18.7%増)、経常利益42億円(同3.5%増)、当期純利益23億5,000万円(同13.8%増)を見込む。
【寺村朋輝】








