ヤマックス、26年3月期は公共事業と防衛関連追い風に増収増益 プレキャスト需要拡大
14日、(株)ヤマックス(熊本市中央区、茂森拓代表)は2026年3月期連結決算を発表した。売上高は261億4,800万円(前期比11.4%増)、営業利益は29億1,800万円(同6.6%増)、経常利益は29億4,500万円(同7.8%増)、当期純利益は20億7,000万円(同5.1%増)で増収増益となった。
建設業界の人手不足や働き方改革を背景に、工場製造したコンクリート製品を現場で施工する「プレキャスト工法」の需要が拡大。防災・減災や国土強靭化関連事業に加え、防衛省関連事業への対応強化も業績を押し上げた。熊本県内では半導体関連産業の集積にともなう産業用地整備や道路整備需要も追い風となった。
主力の土木用セメント製品事業では、防衛省関連案件への対応を強化するとともに、宮崎県に「南九州営業部」を新設し営業エリアを拡大。売上高は167億8,800万円(前期比4.0%増)、営業利益は32億5,900万円(同7.1%増)となった。
建築用セメント製品事業では、沖縄地区の大型案件が寄与し、売上高は85億2,300万円(前期比35.7%増)、営業利益は8億1,100万円(同14.6%増)と大幅増収増益となった。一方、案件の一部を同業他社へ外注した影響で利益率は低下した。
その他事業では、住宅価格や住宅ローン金利上昇の影響を受け、新築住宅市場が低迷。当初予定していた引き渡し案件の一部が翌期へずれ込んだこともあり、売上高は8億3,600万円(前期比19.6%減)、営業損益は2,600万円の赤字(前期は2,100万円の黒字)となった。
27年3月期の業績予想については、売上高239億円(前期比8.6%減)、営業利益27億9,000万円(同4.4%減)、経常利益27億7,000万円(同5.9%減)、当期純利益19億1,000万円(同7.8%減)とし、大型案件の反動減や半導体工場の着工遅れによる案件の端境期を見込んでの減収減益予想としている。
【寺村朋輝】








