日創グループ、連結子会社ダイリツを譲渡 空研工業へ全株式売却、17億円超の特別利益計上へ

 23日、金属加工事業などを手がける日創グループ(株)(福岡市南区、石田徹社長)は、連結子会社である(株)ダイリツ(愛知県名古屋市)の全株式を、空研工業(株)(福岡市中央区)へ譲渡すると発表した。譲渡価額は18億円で、これにともない2026年8月期個別決算で17億1,500万円の特別利益(関係会社株式売却益)を計上する見込み。

 ダイリツは1961年設立の空調関連機器メーカーで、自動制御・防火・防煙用など各種空調用ダンパーの製造を手がける。日創グループは2018年3月に同社を子会社化し、オーダーメイド製品に強みを持つ企業としてグループ内で事業を展開してきた。

 日創グループによると、ダイリツはニッチ市場で堅調な業績を維持しているものの、グループおよび同社のさらなる成長を見据えて事業ポートフォリオを見直した結果、大手空調用ダンパーメーカーである空研工業との連携を深めることが、同社の成長力を最大限に引き出すと判断し、株式譲渡を決定したという。

 ダイリツの25年6月期業績は、売上高11億8,700万円、営業利益1億9,200万円、経常利益1億9,300万円、当期純利益1億2,500万円だった。純資産は8億1,900万円。

 譲渡先の空研工業は1956年設立。空調関連機器の製造を主力とし、福岡市中央区大濠公園に本社を置く。

 株式譲渡の実行は6月26日を予定している。 

【寺村朋輝】

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