福岡市博多区で開学が計画されていた博多大学(仮称)について、(一社)博多大学設立準備会(福岡市博多区、阿比留孝行代表理事)が大学の設置計画を断念したことが分かった。同準備会が公式サイトで発表した。博多大学は当初26年4月の開学を予定し、その後27年4月へ1年間延期して準備を進めていたが、開学には至らないことになった。
同準備会は設置断念の理由について、近年の18歳人口の減少をはじめ、大学設置を取り巻く環境が一層厳しくなっていることを挙げ、「諸般の状況について慎重に検討を重ねた結果」と説明している。
博多大学をめぐっては、20年12月に前身となる(一社)考働経営研究所が設立され、23年8月に法人名称を(一社)博多大学設立準備会に変更。デジタル人材の養成を目的とする大学として、26年4月の開学を目指して準備を進めていた。24年10月には文部科学省に大学設置認可申請書類を提出し、校舎の整備も進めていた。
計画では、データサイエンス学部データサイエンス学科の単科大学とし、入学定員は160人。データアナリスト、データサイエンティスト、データエンジニアなど、企業や自治体のDXを担う実務型のデジタル人材の育成を掲げていた。また、キャンパスは、博多駅前2丁目の本部棟のほか、麦野6丁目に学部棟(1号館)、板付4丁目に教養棟(2、3号館)を設ける計画で、学部棟などの工事も進められていた。
しかし25年6月、開学時期を26年4月から27年4月へ延期すると発表。学部等の工事で障害が見つかったとして工期を修正したため、就任予定教員の研究室などの準備が開学までに間に合わない可能性が生じたことなどを理由としていた。
【寺村朋輝】
法人名
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