楠田大蔵氏の止まらない「大迷走」(1)異例ポスト抜擢の裏に透ける「6億円ふるさと納税」の影
(学)明光学園(福岡県大牟田市、戸塚幹栄理事長)は8月10日、2027年3月31日に(学)国際医療福祉大学(栃木県大田原市、高木邦格理事長)と合併すると発表した。明光学園の権利義務全部を国際医療福祉大学に承継して、明光学園は解散するという。明光学園が運営する女子校の中学と高校は4月から男女共学となり、校名は「国際医療福祉大付属明光中学・明光高校」に変更となる。
新校長に就任するのは元太宰府市長の楠田大蔵氏だ。楠田氏は記者会見で「政治や行政の経験を生かして、次代を担う子供たちの育成に取り組みたい」と語っている。
楠田氏の「国際医療福祉大付属明光中学・明光高校」校長就任について、当社に太宰府市政に精通するある関係者から情報が寄せられた。その情報とは、「楠田氏が太宰府市長時代、国際医療福祉大学を傘下に収める国際医療福祉大学・高邦会グループから企業版ふるさと納税で約6億円の寄付があった」というものだ。楠田氏の「国際医療福祉大付属明光中学・明光高校」への校長就任は、国際医療福祉大学・高邦会グループが、太宰府市長時代の縁で、打診したと考えるのが妥当だろう。
楠田氏は市長時代の25年にタレントの高田課長と「市長課長」というコンビを組みM-1グランプリに出場し2回戦を突破(11月に職員の不祥事により3回戦出場は辞退)。6月にはワタナベエンターテインメントに所属することを発表し、8月からはキャンピングカーメーカー「ナッツ」のテレビCMに高田課長とともに出演するなどタレント活動に勤しんでいた。また、4月からは九州大学法科大学院に通うなど、タレントと学生の「二足の草鞋」を履いていた。
今回情報を寄せてくれた関係者は「楠田氏は好き嫌いが激しく、自分の気に入った人とは話をするが、嫌いな人とは一切話をしない人物」と楠田氏を評する。関係者の言うように楠田氏が本当に「好き嫌いが激しい人物」であれば、生徒一人一人に寄り添うことは難しく、教育者としてふさわしいかどうか疑問に感じずにはいられない。
市長、タレント、学生、校長と目まぐるしく立ち位置を変えていく楠田氏。端からみると迷走していると捉えられなくもない。校長の任期を終えた後、楠田氏は再び政治の世界に戻ってくるのか、はたまたタレント業に専念するのか、それともまた別の道を歩もうとするのか、楠田氏の今後の動向が注目される。
(つづく)
【石橋雅子】









