日本生まれの癒しの極意“仁神術(じんしんじゅつ)”とは?

 NetIB-Newsでは、「未来トレンド分析シリーズ」の連載でもお馴染みの国際政治経済学者の浜田和幸氏のメルマガ「浜田和幸の世界最新トレンドとビジネスチャンス」の記事を紹介する。
 今回は、8月28日付の記事を紹介する。

指ツボ イメージ    私たちの身体は常にメッセージを発していますが、私たちは必ずしもそれに耳を傾けているわけではありません。身体は今何が起きているのかという手がかりを与えてくれますが、私たちはそれを常に理解できているとは限りません。肌の状態、炎症、心拍、気分の変化、粘液の分泌などは、その指標のほんの一部に過ぎません。

 最近流行りの「マインドフルネス」は、今この瞬間に意識を向け、自分の体や感情に気づくための方法の一つです。しかし、マインドフルネスだけでは、健康上の問題が顕在化するのを防ぐのに十分ではない場合もあります。健康上の問題を防ぐためには、臓器がどのように機能し、それらが互いにどうつながり、エネルギーを得ているのかを深く理解する必要があるのです。

 体内で栄養がどのように作用するかを理解していれば、不調に対処し、臓器系のエネルギーを活性化させることもできるはず。そこで、20世紀初頭、村井次郎氏が考案したのが「仁神術」と命名したツボ療法。日本古来の手当ての精神と東洋医学の思想を組み合わせたもので、村井氏の弟子である日系アメリカ人が1950年代に米国で普及させました。その後、米国での爆発的な人気を経て、近年、日本に逆輸入されています。

 わずか5分程度で、マインドフルネス、意識的なエネルギーの集中、マッサージ、そして深呼吸を組み合わせた実践が可能になるとのこと。具体的な実践方法としては、特定の指を意識しながら、3〜5分間優しく握り、その状態を保ちます。その間、深く呼吸を繰り返し、その指とつながっている臓器に意識を向けること。その後、両手の指をマッサージします。個々の指を通じて臓器や感情にアプローチすることができるのです。

親指:「心配」を和らげ、胃の不調や消化をサポート。

人差し指:「恐怖」を和らげ、背中の痛みや腎臓をサポート。

中指:「怒り」を和らげ、目の疲れや肝臓をサポート。

薬指:「悲しみ・うつ」を和らげ、肺や呼吸をサポート。

小指:「無理をする・外面を装う(プレッシャー)」を和らげ、心臓をサポート。

 日本発の癒しの知恵ですが、いつでも、どこでも、タダでできるのが強みです。薬や注射といった外部からの力を借りなくても、我々一人一人の内部から湧き上がるパワーを活かすことで健康を取り戻すことが可能になります。まずは私たち自身の身体が発するメッセージに注目してみましょう。


著者:浜田和幸
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