北九州空港発着の国内貨物専用機の運航が27年6月までに終了へ

 ヤマトホールディングスと日本航空(JAL)、スプリング・ジャパンは3日、国内線貨物専用機(フレイター)の運航を2027年6月までに終了すると発表した。円安や燃油価格の上昇で航空輸送コストが膨らみ、トラック輸送との価格差が当初の想定に反して拡大したことから、3社は現行フレイターの継続は難しいと判断した。今後は、旅客機の床下貨物室を使う「ベリー輸送」などに切り替える。

 3社は24年4月、トラックドライバーの時間外労働規制にともなう物流の「2024年問題」への対応策としてフレイターの運航を開始した。ヤマトグループが導入したエアバスA321-200型旅客機を貨物専用機に改修し、スプリング・ジャパンが運航している。

 北九州空港では当初、成田・那覇路線の1日4便でスタート。同年8月に羽田路線の就航で1日6便、10月には新千歳路線を加えて1日8便へ増便した。現在のダイヤの内訳は北九州―成田が1日2往復・4便、北九州―羽田と北九州―新千歳がそれぞれ1日1往復・2便で計3路線、4往復8便。

 フレイターの就航は貨物輸送に力を入れる北九州空港の取扱量を押し上げた。24年度は前年度の約3倍となる3万6,603tで、06年の開港以来過去最多を更新。このうち国内貨物は、前年度の2,196tから2万6,168tへ急増した。25年度の国内・国際を合わせた貨物取扱量も、前年度比12.3%増の4万1,092tとなり、2年連続で過去最高を更新した。

【茅野雅弘】

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