福岡市長選、参政党推薦で吉富景子氏が立候補表明~高島市政の軌道修正に言及

 任期満了にともなう福岡市長選(11月1日告示、15日投開票)に、眼科医の吉富景子氏が29日午後、無所属で立候補すると表明した。福岡市役所で記者会見を行い、参政党と政策協定を結んだうえで、同席した参政党の神谷宗幣代表が推薦状を手渡した。

神谷代表から推薦状を貰う吉富景子氏
神谷代表から推薦状を貰う吉富景子氏

 吉富氏は、1989年生まれ。筑紫女学園高校を卒業後、九州大学医学部に入学。卒業後、研修医を経て、現在も眼科医として勤務している。

 吉富氏は高島市政の下で、都市として成長を遂げ全国的に福岡市の存在感が高まった点を評価しつつ「本当に福岡市民の生活は豊かになったのか」と疑問を呈し、「福岡市外の若者が集まって人口は増えたが、給料が上がらず家賃上昇などにより、子どもを産み育てにくい街になった」と指摘。「愛する福岡市のよいところを残したい」と立候補の理由を述べた。

 政策として飲食料品の消費税1%への引き下げにともなう飲食店への支援や公共事業に関して地場企業に発注し、その利益が福岡市内で循環する仕組みを構築すること、外国人受け入れ政策の見直しとして行政コストのデータを基に国に提言すること、教育面では、文部科学省が進めるデジタル教材の活用に関して小学校低学年における使用を制限し子どもの健康を守ること、学校給食で地元農産物5割以上とし、有機農産物を増やすことなどを掲げた。

 参政党は、来春の県議選で30人の候補擁立を掲げているが、神谷宗幣代表は「福岡市議会にもたくさん議員を送り込んで、市長をバックアップできるグループをつくりながら他党とも調整できるよう党としてもサポートしていきたい」と福岡市議選にも候補を擁立する考えを示した。

参政党との政策協定締結を披露する神谷代表と吉富氏
参政党との政策協定締結を披露する神谷代表と吉富氏

 福岡市長選をめぐっては、4期16年務めた現職の高島宗一郎市長が不出馬表明を行い、吉富氏を含めて12人が立候補を表明している。

 記者会見後、博多駅前で神谷氏や吉富氏、木下敏之衆議院議員、中田優子参議院議員などによる街頭演説を行い、グローバリズムの問題や経済的貧困の増加、外国人政策の在り方などについて市民に訴えた。

【近藤将勝】

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