ゆめタウン筑紫野がリニューアル～店内は来店客でひしめく

　（株）イズミ（本社：広島市）は25日午前９時、福岡県筑紫野市の「ゆめタウン筑紫野」をリニューアルオープンした。今年３月19日でオープン20周年を迎える同店は直営売場とテナントの約８割をリニューアルする大改装に着手。約21億円を投資して、食のエリアやキッズゾーンを強化し、新規出店17店、（うち飲食店５店）と新たな顔ぶれが加わった。

　記者が店舗を訪れた午前10時頃は、オープン特価で販売されていることもあり、平日の朝にも関わらず、食品売場は大勢の来店客らで賑わっていた。

　今回のリニューアルは店内各所にレストスペースが設けられている。ソファは300席。サービスカウンターでカップを購入し、カフェを楽しみながら、食品売場で購入したものを食べることができる「ゆめカフェ」を設置した。また、一階に新たにフードコート「キッチンテラス」を設け、中央に400席配置し、周囲をミスタードーナツ、サーティワンなどの既存店に加えて、はなまるうどん、めんちゃんこ亭といった新店舗で固めた。

　２階には、マタニティ、ベビー、キッズ用品が約１万点揃えた「アカチャンホンポ」がオープンし、多くの家族連れ、妊婦さんで賑わっていた。キッズエリアはリニューアル前の２倍に拡大するなど、ファミリー層をターゲットにしたリニューアルとなった。

　ゆめタウン筑紫野の数百メートル先に隣接するイオンモール筑紫野は昨年12月に増床リニューアルオープンした。九州の２強がぶつかり合う地区だけに、ゆめタウン筑紫野のリニューアルでライバル店である両者が今後も激しい火花を散らしそうだ。

【矢野　寛之】

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