2024年12月26日( 木 )

【西日本新聞筑豊総局後援】「心の健康教室」(2)~心の疲れは欲の分配で改善する

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 人々、特に経営者・リーダーがお金を稼ぐことは、積極的に行うべきであること。そして、稼いだお金のなかで、経営者やリーダーは自身の取り分を決めておくこと。それと同時に、残りを還元することが大切で、欲を還元することで己の心の疲れが改善されることは、前回で述べた。なぜそうなのか?相良五郎氏が45年に渡り取り組む、精神構造分析における“心の仕組み”のなかに答えがある。
 相良氏は、心の仕組みについて以下のとおり述べている。「日々の生活において人間は、常に何らかの情報を得ております。情報は、身体の五感に入り脳に伝達され、脳から思考や知識(記憶される場所)に伝達されます。情報を受けて何かを考える(思考)と知識から過去の記憶が、呼び戻されてくるのです。思考と知識が合流し、思考が情報を判断いたします。思考は“「A:群れに適応しない考え方」と「B:群れに適応する考え方」”の2つです。A:群れ(集団生活)」に適応しないで考えると、心に苦痛をもたらす情報が思考に入ってきます。B:群れに適応するように考えると、心を健康にする情報が思考に入ってきます。思考と知識のやり取りで感情ができるのです。感情は自由にコントロールできません。思考(考え方)は自由にコントロールできるので、考え方を“B:群れに適応する”ようにすれば心(思考)が健康になるのです。「A:群れに適応しない」考え方は、「あたりまえ思考」といいます。「B:群れに適応する」考え方を、「B:ありがとう思考」ともいいます

20160819_004 「A:あたりまえの思考」は、感謝の心がなく先入観(思い込み)や空想・直感で考える心で思考障害ともいいます。「B:ありがとう思考」は、“不動心”とも表現でき、感謝の心で、具体的な事実をもとに、確認を繰り返す思考です。思考(考え方)と不安・心配を引き起こす知識(責任転嫁や自責の念)が合流し、心に苦痛が生じます。不安を持ち込む考え方は思考障害です。不安が重度化し対人関係が悪化すると孤立心がでて恐怖を抱きます。恐怖心は思考が混乱し思考不全(うつ病)となります。不安や心配は心の疲れそのものであります。人間ですから、欲は持って良いのです。しかし、その欲(評価)の限界である“満足”を理解できないと、何事にも評価を求め過ぎ怯えます。そして、地位、名誉、財産・権力・お金に執着し、底なしに求めてしまうのです。必要以上の欲の追求で、心が疲れきってしまうのです。その結果、常に疑心暗鬼になり、周囲(社員やスタッフ)に責任転嫁するのです。それらにより社内の対人関係が崩壊し、社内の雰囲気が険悪になります。そのような状態になる前に経営者やリーダーは、稼いだお金に執着しすぎず「還元・分配」する大切さを理解し、実践することです」と述べる。
 さらに、経営者やリーダーが社員やスタッフにお金だけでなく、欲(認められたい・ほめられたい)を分配することで、組織が活性化されて、より業績が向上することとなると相良氏は断言する。経営者・リーダーは、欲を正しく理解し、「ありがとうの心」を込めて自身共々大切な人々(社員やスタッフ)へ還元・分配することで、社員やスタッフもありがとうの心で、会社の業績のために全力を注ぐ。企業内に好循環が生まれるのである。

(つづく)
【河原 清明】

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■さがら療法 「心の健康教室」

<日 時>
9月3日(土)、9月4日(日) 午前9時~午後5時

<会 場>
本部内研修室
(福岡県嘉穂郡桂川町大字吉隈1143)

<講 師>
相良五郎(NPO法人 人間賛歌 理事長)

<受講料>
5,000円(資料代含む、別途弁当代500円)

<後援>
西日本新聞 筑豊総局

<お申し込み>
◇FAXでのお申し込み
用紙に必要事項に記入し送信
FAX:0948-65-3648

9月3日開催分の申し込み用紙 9月3日開催分の申し込み用紙

9月4日開催分の申し込み用紙 9月4日開催分の申し込み用紙

※クリックで拡大

◇メールでのお申し込み
メール本文に下記必要事項を記入し送信
(1)参加者氏名、(2)住所、(3)電話番号、(4)メールアドレス
E-Mail:sagaraki@maple.ocn.ne.jp

※FAX・メール等で申し込みできない方は電話でお問い合わせを(TEL:0948-20-9019)

 

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