【熊本地震最前線レポート】(37)~16日 南阿蘇村の惨状(1)ルートの選択
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2016年4月14日21時30分頃に、熊本県益城町を震源としたマグニチュード6.5最大震度7の地震が発生。その28時間後となる4月16日1時25分頃に南阿蘇村を中心としたマグニチュード7.3最大震度6強の地震が発生した。その28時間後となる4月16日1時25分頃に南阿蘇村を中心としたマグニチュード7.3最大震度6強の地震が発生した。前震と本震と2度にわたる大地震を受けた熊本県。今回は本震の直撃を受けた南阿蘇村に急行。その現状をレポートする。
16日深夜、突然携帯電話からの地震アラームが鳴り響いた。福岡地区でもはっきりとわかる大きな揺れだ。すぐさまTVのスイッチを入れると震源地が阿蘇方面との報道あり。しかも震度6強で今回が本震との見方。甚大な被害が出ている模様である。状況がまったくわからないため朝になって、震源地の南阿蘇村に向かうことにした。
ルートは二つ。九州道を通って南関インターチェンジ(IC)から、菊池市を経由して国道57号線に出るコースと、大分道、日田ICから小国町を抜けていくコースだ。通常の日常生活であれば福岡市から阿蘇に向かうルートは熊本ICから国道57号線を使えば早い。しかし、先日の大地震と2回目の地震の影響で高速道路は南関・日田ICまでしか通行できない。しかも高速道路は甚大な被害も発生しているとの情報。
どちらかのコースの選択を迫られたが、熊本市に向かう九州道は先日の地震の被害も残っており、道路被害や渋滞で時間がかかると判断。昔よく走っていたことで迂回路の確保もできると思い日田市から小国町を抜けて行くルートを選択した。
大分高速道路は比較的というかほとんど車の通りはなかった。山田サービスエリア(SA)では陸上自衛隊の災害派遣用の車両が待機。出発に備えている。やはり日田ICから先は通れずやはり通行止め。早急な復旧が望まれる。
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これから一般道を走り、甚大な被害を受けた南阿蘇村を目指すが、やはりここでもアクシデントが。松原ダムの横を走る国道212号線の一部が崖崩れのため通行止めとなっているのだ。大山町のふもとまで引き戻して大きく迂回し、天瀬町五馬市の街なかを通り、松原ダムへ。いくつかの通行不可で行く手を遮られながら、熊本県の小国町へ入ることが出来た。
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(つづく)
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