復旧に向けて、熊本県には全国から行政支援が集結している。24日、市内を車で走らせると、中国・四国、遠くは関東までの県警車両を確認できた。被災地では空き巣などの犯罪が増えており、パトロールにあたる警察車両が多数見られた。またその日訪れた避難所には、広島市や岡山市から職員が派遣され、現場の対応にあたっていた。
同日の熊本市役所前には、災害派遣として鹿児島県薩摩川内市より陸上自衛隊、医療チームとして(独)筑後市立病院、さらに長崎県平戸市水道局から給水車が集結。熊本市内の復旧支援のハブとして、市民生活のバックアップを行っていた。
また緊急避難所にもなっている同所では、ロビーで寝泊まりしている被災者も多い。熊本県美容組合と日本ヘアカラー協会が被災者に対し、無料シャンプーを実施。同会関係者は「ガスの供給が止まり、地震発生から洗髪していない方が多いので、喜んでもらっている」と話した。同市役所へ比較的来客の少ない土日に実施を決めたという。
【東城 洋平】
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