古賀ゴルフ・クラブの新クラブハウスに建築コスト高騰が影響?
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我が国屈指の難コースとして著名な古賀ゴルフ・クラブ。ゴルフ界において名門クラブとして、九州はもとより全国からゴルフの名士が集う。同クラブは会員の同伴、紹介がないとプレーができない。格式高い社交場として政財界を中心としたメンバーが構成されている。
同クラブは、1953年(昭和28年)10月11日にオープン。以来、プロを含めたゴルフの名手を唸らせる創造的なコースをして、数多くのゴルファーに愛されて今日に至る。97年10月2日~5日には九州初の第62回日本オープンゴルフ選手権が開催されるなど、我が国トップクラスのゴルフ・クラブとしての地位を確立させている。
同クラブは、2013年10月にクラブハウスの改修工事に着手し、15年3月に竣工した。設計が日建設計、施工は大成建設と建設業界を代表する2社である。同クラブの複数のメンバーによると、「改修工事のために、出資金100万円の依頼が、クラブ側からありました。もちろん、出資させていただきました」という。長年親しまれた景観を承継しながらも、時流に沿うように環境に配慮されたクラブハウスが完成した。
同クラブの複数のメンバーは、「総合的により洗練され、心地よい空間になっていますが、クラブハウス全体のスペースがやや狭くなっている感はあります。とくに、ロッカールームや風呂場はそう感じました」といった共通した印象を語る。「建築コストの高騰で、設計および施工の計画変更を余儀なくされたのではないでしょうか」とは、福岡市内の建築設計業者。狭くは感じるかもしれないが、不快に感じるほどではないことを付しておく。
【河原 清明】
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