2024年12月23日( 月 )

【名門・筑女の異変】「お仏壇のはせがわ」にも飛び火!?

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school 理事会運営をめぐる問題によって、理事長不在という異常事態が続いている学校法人 筑紫女学園。その混乱を招いた前理事長・笠信暁氏を支持する理事の1人が長谷川裕一氏((株)はせがわ相談役)であることは既報の通り。今回、はせがわが、筑紫女学園の教職員から、長谷川氏の理事辞任を指導するように求められていたことがわかった。同学園の問題は、関係する企業・団体にも波紋を広げている。

 教職員は、はせがわに9月10日に送付した公開質問書のなかで「上場企業の貴社の取締役(現在は相談役)がその地位・名声により本法人の理事に就任し理事会で違法議決に加担する行為は、貴社の社会的信用を失墜させる行為であり、取締役(相談役)の会社に対する善管注意義務に反する行為」とし、「貴社のご指導ご英断を期待」とした。

 これに対し、はせがわは、「(長谷川裕一氏が)諸般の事情を踏まえて自ら決すべき事柄であり、当社が立ち入るべきものではない」とし、「(相談役の継続について)特段の問題は認められない」と26日に回答。教職員は取材に対し、「長谷川氏は、はせがわの取締役会長であった2010年7月、会社の社会的信用をもとに筑紫女学園の理事に就任した。しかし現在、会社の信用を貶める行為をしている。適切な対応を期待していたが残念だ」とコメントしている。

【山下 康太】

 

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