子は親が教育すべし!~飯山一郎氏ブログより
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NetIB-Newsでは、日本グルンバ総合研究所代表であり、大人気ブロガーで情報通の飯山一郎氏のブログ記事を紹介する。今回は、子供の教育について持論を述べた10月11日付の記事を掲載する。
飯山一郎の『教育論』(持論)を簡潔に書きたい。結論は「子供を教育するのは親である!」ということ。「教育」とは、子供にモノを教えながら育てることだ。「近代」以前は、子供の教育はもっぱら親や家族がしていた。子供は乳幼児の時から母親の声を聞き、母親の唇の動きを見ながら言葉を覚えた。これまさにマザー・ランゲージ。読み書きソロバンも、礼儀も、作法も、身だしなみも、生活の知恵も、親が(押し付けながら)躾(しつ)けた。そうして子供は一人前のオトナに育っていったのである。
ところが「近代」以降の子供は、幼児のときから幼稚園や学校に通うことになった。その結果、「子供を教育するのは親である」という人間社会にとって最も大切な大原則が崩れてしまった。子供は「教育機関」の管理下に組み込まれ、「教育官僚」が親に代って子供の教育を独占するようになった。「教育官僚」とは,学校や幼稚園にいる「先生」と呼ばれる「官僚の群れ」(規則最優先で働く者たち)である。
彼ら「教育官僚」の大半は大学で資格を取得したあと、世間や社会や人間を全く知らぬまま、知っている!と思い込んで「教育機関」に就職し、「職業としての教師」になる。世間や社会や人間(実社会)を全く知らぬ人間が「先生先生」とおだてられながら、子供を教育してゆくのである。
こんなおそろしいことはない!と思わない人はおかしい。だからワシは、今後、中国に「新日本国」をつくっていく際には幼稚園とか学校といった「教育機関」は一切つくらないつもりだ。
「あなた方の子供は、親であるあなた方が、あなた方の責任において、存分に教育していただきたい!」 と、ワシは宣言するつもりである。「なんだ、学校や幼稚園がない国家なんてイヤだ」 という方々もおられるだろうが――。
しかし、今、2人の子供を手塩にかけて育てている小ボンボン夫妻の教育を、ワシは毎日みているが、「子供は親が教育すべきである!」 という確信が深まるばかりである。小ボンボン夫妻が「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」ということわざのとおり、人の子供に逆に教えられる場面もあるし。いずれにしても、子は宝!である。
飯山 一郎(70)
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