2024年11月28日( 木 )

三笠宮崇仁さま、逝去 昭和天皇の末弟

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 27日、三笠宮崇仁さまが、心不全のため入院中の都内の病院で逝去された。100歳。

 三笠宮さまは昭和天皇の末の弟に当たる。1915年に生まれ、36年には当時の皇族の常として軍人に。陸軍士官学校から陸軍大学校を卒業し、陸軍少佐として終戦を迎えた。戦後は東京大学に進んでオリエントの歴史学を修め、後に東京女子大、青山学院大などで長く教壇に立ち、日本オリエント学会の会長も務めた。
 現在の天皇陛下の叔父にあたり、皇位継承順位は5位だった。現在の継承順位は以下の通り。

1位:皇太子徳仁親王(56)
2位:秋篠宮文仁親王(50)
3位:悠仁親王(10)※秋篠宮文仁親王の子
4位:常陸宮正仁親王(80)※天皇陛下の弟

 戦時中、軍部によって皇族の立場を政治的に利用されたことを悔い、戦後は日本の戦争責任や皇室の在り方について厳しい意見を述べたことでも知られる。100歳の長寿を全うされ、9人の孫、4人のひ孫にも恵まれたが、3人の息子に先立たれた晩年はさぞかしお寂しかったのではないだろうか。心からのお悔やみを申し上げたい。

【深水 央】

 

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