5年間で政令市が消える!?~日本の総人口初の減少へ
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総務省が10月26日に発表した「平成27年国勢調査」の確定値で、日本の総人口が5年前の調査から96万2,607人減少したことがわかった。国勢調査は5年に1度実施されているが、総人口が減少するのは、1920(大正9)年の調査開始以降初めて。この5年間で、政令指定都市である北九州市(96万1,286人)に匹敵する人口が、日本から消えた計算になる。
今回の調査で、人口増加数の多い市町村のトップ5は、東京都特別区部、福岡市、神奈川県川崎市、埼玉県さいたま市、北海道札幌市だった。逆に、人口減少数の多い市町村のワースト5は、北九州市、長崎市、宮城県石巻市、北海道函館市、福島県南相馬市だった。九州内では福岡市が急成長を遂げる一方で、北九州市や長崎市では著しい人口減に晒されるなど、福岡市の独り勝ちの状況が浮き彫りとなった。
福岡都市圏では、市制への昇格をめぐり福岡県那珂川町の確定値が注目されていた。結果は5万4人と、ギリギリながら市制施行の最大の要件である人口5万人を達成。今後、2018年10月1日の新市誕生を目指していく。
【坂田 憲治】
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