トランプ旋風~九州地銀の株価乱高下
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昨日9日の日経平均株価は、米大統領選でトランプ候補の優勢が報じられると、対ドル円相場は、朝方の105円前半から午後には101円台前半まで円が高騰。日経平均株価(終値)も前日比▲919円84銭と大幅に下落。
しかし今日10日の日経平均株価は、一転してトランプ氏への期待からドルが買い戻され、105円25銭(午後3時現在)と、円安ドル高となっている。日経平均株価はわずか1日でV字回復し、
前日比+1,092円88銭の1万7,344円42銭で取引を終えた。日経平均株価の上昇を受けて、前日大幅な下げに見舞われた九州地銀の株価も、別表2の通り、大きく値を戻して取引を終えている。
九州地銀18行のうち、平成29年3月期中間決算(28年9月期)を発表しているのは、西日本FH(西日本シティ銀行・長崎銀行)、大分銀行、宮崎銀行、十八銀行、佐賀共栄銀行の6行。今日明日にかけて中間決算がピークを迎えるが、株価が急回復したことで、関係者はホッと胸をなでおろしているのではないだろうか。
【北山 譲】
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