坪単価370万円?マンション需要高まる長崎市中心部
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商業施設が密集する中心部で、老朽化した建物などがマンションに建て替えられるケースが増えている長崎市。傾斜のきつい坂と階段で有名な斜面の住宅地は、とくに高齢者には過酷な環境であり、平地で増える集合住宅へ移り住もうというニーズは強い。そのようななか、長崎県の県有財産入札で、市内中心部の県有地が坪単価370万円で落札されたという話が地場不動産業者のなかで広まっている。
落札された土地は長崎市役所に近く、県職員公舎があった150坪の土地。近くの基準地点は坪単価161万3,223円であり、長崎市で最も高い公示地価は坪単価301万8,181円。両方を軽く上回る金額での落札である。落札者は非公開となっているが、長崎市のマンション需要の高まりが、その強気を支えているようだ。
【山下 康太】
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