下関ゴルフ倶楽部~敗訴で福田理事長辞任(後)
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判決後の動きについて
1.福田理事長が辞任の申し出
・原告側の「下関ゴルフ倶楽部を愛する会」(世話人住興信)は帳簿開示を求め、下関ゴルフ倶楽部の沖田弁護士と12月7日で合意。しかし閲覧日当日の10時40分、沖田弁護士より、「12月9日に臨時理事会を開催する。代表理事が交代する可能性が高く、開示を拒否する可能性が大」なので延期すると、開示拒否を匂わすFAXが届いたという。
しかし原告側はこの日に備えてコピー機3台や謄写筆記器具一式と人員を準備を終えていたことから、下関ゴルフ倶楽部に赴いたが、帳簿開示は拒否されたという。その時の生々しいやり取りの様子が【別紙】である。・下関ゴルフ倶楽部は帳簿開示拒否した2日後の12月9日(金)、臨時理事会を開催。福田理事長は辞任を申し出たが、後任を引き受ける者が出なかったため、12月21に開催される定例理事会に持ち越されたことが分かった。
2.広島高裁へ控訴することが決定
全面敗訴を受けて控訴するかどうかが注目されたが、19日(月)に広島高裁に上訴して争うとの連絡が今村俊一弁護士通じて住世話人に入ってきたという。
一方被告側四人の弁護士は沖田法律事務所所長の沖田哲義弁護士が一人で引き受けていたが、支払い命令で199万円ともっとも多かった田口三郎前キャプテンの弁護士は交代することになった。被告側の足並みが乱れることになった大きな理由は、今回の裁判では「半額プレイ」に対する支払い命令だけで、「無料プレイ」・「飲食費」・「接待交際費」などについても争われており、その支払金額は2~3倍以上になると見られているからだ。3.12月21日定例理事会を開催
下関ゴルフ倶楽部の代理人である沖田弁護士から12月22日付で、下関ゴルフ倶楽部を愛する会の代理人板渕力弁護士と今村俊一弁護士に「ご通知」が送付されてきた。その内容は下記の通り。◆新理事長について
(1)現理事長である福田浩一代表理事は、平成28年12月31日をもって、理事長及び理事を辞任されます。
(2)現副理事長である中部哲二代表理事が、平成29年1月1日より、理事長代行として職務を行うことになります。
(3)新理事長は、平成29年3月に開催される定時社員総会までに、理事会で新たに選任することとなりました。◆会計帳簿の閲覧・謄写に関して
以上のとおりですから、開示を拒否するものの範囲及び閲覧・謄写の日時場所については、平成29年1月1日以降において、中部哲二理事長代行のご指示を仰ぐことになります。
したがって、現時点では未定です。と記されていた。はたして山口FG会長兼山口銀行会長でもある福田浩一氏は、下関ゴルフ倶楽部の理事長及び理事の辞任だけで済むものなのだろうか。
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(了)
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