疑惑の不動産入札 広大な農地として売りに出ていたが
-
すでに開札され、落札者が決定したとされる、ある不動産入札に疑惑が生じている。大手企業所有の郊外にある広大な用地が人知れず入札にかけられ、開札が行われていた。疑惑とされるのは、その土地の種目。入札説明書には、「農業振興地域のため、農業用地としてしか、利用できない」と記載されているが、管轄の自治体に問い合わせると、その土地は「農業振興地域から外れている」との回答があった。
しかも、当該地の不動産登記の種目はずいぶん前から「宅地」となっており、入札説明書と大きく食い違う。また農業用地のため、「農家もしくは農業生産法人に限る」との入札参加制限があり、応札数を絞る意図があったようにも映る。仮にこの土地が、宅地として開発されれば、落札額の数十倍に化けるのは間違いない。開札から3カ月以上経過しているが、不動産登記の所有者に変更はない。さて、所有権移転先は農業関係者となっているのか、注目である。
【東城 洋平】
関連記事
2025年1月3日 06:002025年1月2日 06:002024年12月20日 09:452025年1月10日 10:402025年1月7日 12:302024年12月4日 12:302024年12月13日 18:30
最近の人気記事
2025年1月9日 15:00
2025年1月8日 17:27
2025年1月6日 16:43
2025年1月8日 14:11
2025年1月9日 06:00
まちかど風景
2024年11月18日 16:30
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す