2024年11月27日( 水 )

福岡県日韓親善協会、新春懇親会開催

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 福岡県日韓親善協会は、2月13日、ホテルニューオータニ博多で新春懇親会を開催した。懇親会には企業トップや政治家など多彩な顔ぶれが揃い、福岡における日韓交流の幅広さを物語っていた。
会の冒頭、同協会会長田中浩二氏は、昨年からつづく日本・韓国間の政治的混乱に触れたうえで、「私たち福岡県日韓親善協会は、42年におよぶ交流の歴史を今後も紡いでいきたい」と語り、これまでと変わらぬ日韓交流の促進への意気込みを語った。

福岡県日韓親善協会田中浩二会長

福岡県日韓親善協会田中浩二会長

福岡県日韓親善協会金玉彩名誉顧問

福岡県日韓親善協会金玉彩名誉顧問

 また、同協会名誉顧問で、在福岡大韓民国総領事館総領事でもある金玉彩(キム・オクチェ)氏は懇親会の盛況ぶりに「親善協会ならびにご来賓の方々のご尽力に深く御礼申し上げます」と謝意を述べた。そして、日韓関係について「慰安婦少女像の設置など、政治的混乱もあり、また日韓関係が2~3年前の冷え込んだ状態まで戻ってしまうのではないかと危惧しました。しかし、近年のアジアにおける安全状況や、不透明な経済動向には日韓が協力して対処していかなければいけません」と述べ、未来を見据えた日韓関係構築の必要性を語った。

 昨年日本を訪問した韓国人観光客は約500万人。韓国を訪問した日本人観光客は約230万人。両国間には1日平均2万人以上の交流人口がある。今回の懇親会を通じて、参加者一人ひとりが良好な日韓関係に向けてアクションを起こせば、さらなる交流促進は必ずや達成されるはずだ。

懇親会は終始盛り上がりを見せていた

懇親会は終始盛り上がりを見せていた

【代 源太朗】

 

関連記事