2024年11月24日( 日 )

時代をひらく女性たち~ケイティ(株) 高尾和子氏(後)

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 政府が成長戦略の1つに掲げる『女性の活躍促進』。しかし、今もなお女性の社会進出に立ちはだかる問題が山積みになっているのは周知の事実だ。それでも、多くの試練を乗り越え、社会に貢献する女性は大勢いる。信念を持ち、働く女性の姿は輝いている。女性経営者シリーズ「時代をひらく女性たち」では、分野を問わずさまざまな業界で活躍している女性にスポットを当てる。
 第4回目は、ワンタッチネイルサロン「Room・K」を運営するケイティ(株)の高尾和子氏。(前編はコチラ

女性が輝けば社会が輝く

 ――指先をきれいにすることが出会いのきっかけになる、と。

ケイティ(株) 高尾 和子 氏

 高尾 女性ってすごく素直な感性を持っていると思うんです。指先がきれいなだけで心がウキウキして、ちょっとした自信が持てる。
 ただ、ネイルをするのが当たり前の時代になってきたとはいえ、そういったおしゃれを楽しめない人たちもいます。ネイルサロンに通う時間がなかったり、看護師さんや保育士さんなどネイルができない職場だったり、子育て中でそんな余裕もなかったり。私はそういう方にこそ、ワンタッチネイルをしていただきたいと思っています。
 ワンタッチネイルなら、もともと粘着剤がついているので、のせて押さえるだけで簡単に装着でき、またずらして引っ張れば簡単に取り外せて、復活剤を利用すればずっと使い続けることができます。普段ネイルをしない方でも、結婚式や卒業式に出席する際に少し爪を彩ってみたり、会社で付けられなくても退勤後にチップを付けてどこかに出かけたりと、ワンタッチネイルのいいところは簡単に付けられること。それを最大限に生かし、普段ネイルを楽しめない方に、指先を華やかにする楽しみを知っていただきたいと思っています。

 ――気分やその場に応じて付け外しができるのはいいですね。

 高尾 ええ。デザインはシンプルなものからゴージャスなものまであり、自分でオリジナルのものをオーダーしていただくこともできます。最近は奥さんへのプレゼントに買っていかれる男性のお客さまも増えてきました。また、お祝いごとの前に親子でサロンを訪れて、それぞれお好きなデザインを買われる方もいらっしゃいますよ。ネイルチップとしてずっと残していただくことができるので記念にもなります。
 ワンタッチネイルは自由に付け替えが可能なので、チップを複数持っていただいて、お洋服や行事に合わせてアクセサリーと同じ感覚で身に着けてほしいなと思います。ジェルネイルの上に張り付けることも可能なので、その日の気分に合わせておしゃれできます。

 ――今後の展望を教えてください。

 高尾 何よりもまずはワンタッチネイルの知名度を高めることでしょうか。とくに、普段ネイルができない方、おしゃれを楽しむ余裕がない方に、ワンタッチネイルの存在を知って欲しいと思っています。そのためには一般的な販売だけではなく、たとえば医療機関や、介護施設など、普段ネイルをされない場所に積極的に出向いていかなければならないと思っています。やむを得ない事情がありおしゃれから遠ざかっている方に、どのようにおしゃれを楽しむ可能性をお伝えできるかが今後の課題です。
 やはり、女性は笑っているときが一番輝いていますから。皆さんが笑顔になれるちょっとしたお手伝いができたらいいなと思います。

 ――「笑顔が輝く女性をたくさん増やし世の中をもっと楽しく明るくしていく」が経営のビジョンだとうかがっています。

 高尾 世の中が明るくなるためには女性が輝くことが一番大切なのではないかと私は思うんです。女性に限らず、機嫌のいい人がいればその場の空気は明るくなりますよね。自分自身が輝き、充実し、心に余裕ができると、楽しく仕事や家事もできるのではと思います。
 イベント企画とワンタッチネイルサロンの経営。まったく関係の無さそうな事業内容に思えるかもしれませんが、とにかく大切なのは「出会い」のきっかけを生み出すこと。
 これからも、お客さまが笑顔になる豊かな生き方を創造し、人と社会の発展に貢献していきます。

(了)

<COMPANY INFORMATION>
代 表:高尾 和子
所在地:福岡県福岡市中央区警固1-6-19
設 立:2012年10月25日
お問い合わせ:092-791-5917(完全予約制)
URL:http://www.room-k.jp

<プロフィール>

高尾 和子(たかお かずこ)

1971年2月28日、福岡県出身。「出会い」の総合プロデュースがしたいと思い立ち2009年に起業。今まで手がけたウエディングや開催したイベント、パーティー、セミナーなどは300以上。また、起業後すぐに、仲間と共に女性起業家応援コミュニティ「輝く女性プロジェクト」を立ち上げ、現在も活動を続けている。10年5月にワンタッチネイルの専門サロン「Room・K」をオープン。さまざまな角度から女性が輝く手伝いを行っている。

 

(前)

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