2024年11月22日( 金 )

【訃報】日本のネット発展に貢献 井上雅博ヤフー前社長が交通事故で死去

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 ヤフー(株)の前代表取締役社長の井上雅博氏(60)が、4月25日(日本時間26日)に米国カリフォルニア州での交通事故のため死去した。29日朝、同社が公式サイトで発表した。

 井上氏は1979年東京理科大卒。ソード電算機システムなどを経て92年にソフトバンクに入社。96年1月、孫正義氏の側近として、ヤフー日本法人の設立に関わり、日本国内初の商用検索サービス事業を始めた。同年7月に社長に就任。
 インターネットが急速に普及するなか、同社を国内最大級のネット企業へと成長させた。2012年に退任。在任中は16期連続で増収増益を実現した。

 井上氏の退任時、喜多埜裕明COO、梶川朗CFOも同時に退任。経営が好調ななか経営陣を一新したことで、当時さまざまな憶測が流れたことも記憶に新しい。

 日本のネット業界を草創期から支えた偉人の若すぎる死を悼む声は多い。

【犬童 範亮】

▼関連リンク
・ヤフー経営陣を総入れ替えした孫正義の狙い(前)
・ヤフー経営陣を総入れ替えした孫正義の狙い(後)

 

関連キーワード

関連記事